復興のロック魂！加山雄三、初野外フェスで熱唱

初の野外フェス出演に「こんな素晴らしいお客さんに出会えて、ボクは幸せだなぁ」と大感激の加山雄三＝宮城・川崎町【拡大】

　歌手、加山雄三（７６）が２８日、宮城・川崎町で行われた東北地方最大の野外ロックフェス「ＡＲＡＢＡＫＩ　ＲＯＣＫ　ＦＥＳＴ．１３」に出演。自身にとって初の野外フェス参加で「夜空の星」など１４曲を熱唱した。

　「いいねぇ、最高！　ベリーグッド！！」

　夕日で残雪が輝く蔵王連峰を臨む会場に、若大将のロック魂がこだました。約１万人の大歓声に右拳を掲げて登場した加山は、「Ｈｏｕｎｄ　Ｄｏｇ」など敬愛するエルヴィス・プレスリーの名曲５曲を熱唱。最後はサプライズで出演した３人組バンド、ＭＯＮＧＯＬ８００のボーカル兼ベース、上江洌（うえず）清作（３２）と「サライ」を合唱した。

　加山はこの日限定でロックバンド「加山雄三＆ＡＲＡＢＡＫＩ　ＹＯＵＮＧ　ＫＩＮＧ　ＢＡＮＤ」を結成。２００３年に解散したミッシェル・ガン・エレファントのベースで、現在ｔｈｅ　ＨＩＡＴＵＳのウエノコウジ（４５）ら世代を超えた精鋭６人とエレキギターなどで共演し、「新しいパワーをもらったね」と刺激を受けていた。

　今夏は東日本大震災の被災地を中心に回るアコースティックライブを開催。「音楽で心をひとつにして、ボクはこれからもずっとずっと東北を支援していきます」と誓った。

（紙面から）