2009年5月と古いポストですが、良質なリストなのでご紹介。
10 Golden Rules of Social Media
１．ネットの精神を尊重する。インターネットはセールスチャネルではなく、情報を利用して人々とコミュニケーションを取るためのものである。ネットの精神を理解した上での取組みは、通常の広告戦略よりも高い効果を上げるだろう。
２．聴く。
人々の言葉を聴くことを通して、彼らが何を言っているかだけでなく、どう感じているかということまで知ることができる。実態の無いバーチャルな世界だからこそ、傾聴することは重要だ。また、聴くことは戦略の微調整にも役立つだろう。ソーシャルメディアマーケティングの鍵は、傾聴だ。３．価値を付加する。
会話に参加する時は、価値を付加することを常に意識する。投稿する前に、一旦立ち止まって考えてみよう：「この書き込みはコミュニティに価値をもたらすか？」あるコミュニティではあなたの商品宣伝は価値があるかも知れないが、他の場所では無価値どころか害のあるものかもしれない。４．反応する。
反応することは多くの場合重荷となるが、ツールやクラウドソーシングを使うことで軽減することができる。鋭敏な反応は今まで以上に求められるようになり、諸々のツールのおかげで、即座にレスポンスすることも可能になった。会話の流れを止めてはいけない。５．良い行いをする。
他人を助けよう。ソーシャルメディアに参加することは、あなたが市民の一人になるということだ。互助精神を発揮して、コミュニティの価値を高めよう。そして良い行いによって得られた評判は、あなたの経済的な利益につながるだろう。６．富を共有する。
インターネット社会の根幹は、富を共有することだ。何もお金をあげろ、といっている訳ではない。あなたにとっての富―時間、情報、知識のことだ。共有はソーシャルメディアの会話を活発化させる燃料となる。７．賞賛を与える。
ソーシャルメディアはあなたが寛大である時、もっとも有効に働く。他人に賞賛を与えよう。そのことはあなたのセルフブランディングの害にはならない。それどころか、他人を評価した時、あなた自身にもスポットライトは当てられるだろう。８．スパムにならない。
ソーシャルメディア上では、嘆かわしいことにスパムが溢れている。くだらない広告にもう誰も興味は示さない。９．あなた自身である。
欠点もさらけ出した、飾り立てないあなた自身であることは、ソーシャルメディアマーケティングの隠し味である。長く続くポジティブな影響があるだろう。１０．コラボレートする。
ソーシャルメディアの海に飛び込む前に、どんな人がそこで成功しているかを観察するべきだ。あなたはそんな有力な人たちとどのようなコラボレーションができるだろうか？全くの独力で身を立てようとするのは、効率的とはいえない。ソーシャルメディアはツールでしかない。ただのツールなのだ。本当のエネルギーはそれを利用する、人々の中にある。私たち自身がソーシャルメディアなのだ。
うーん、素晴らしい。最後のメッセージは熱い。こうしたリストはたくさん出回っていますが、これはかなり洗練されている印象です。
僕自身は「すぐに反応する」あたりが弱いです。ツイッターのリプライも無視しがちですし、ブログのコメントも遅れがちです。反省。
また「あなた自身である」に関連して、「知ったかぶりをしない」というのも徹底していきたいです。欠点も素直に認めます。どんなに常識的なことでも、知らないもんは知らないんですから、開き直って教えを乞うようにしたいものです。幸い、まだ若さという言い訳が通じますから…と、自戒を込めて宣言。知ったかぶりしていたら叱り付けてください。
是非皆様も、このリストで自らの活動を振り返ってみてください。きっと良い学びが得られるはずです。