不正アクセス:HP改ざん容疑の少年を逮捕…京都府警
毎日新聞 2013年04月25日 13時31分(最終更新 04月25日 14時56分)
発信元の特定を困難にする匿名化ソフト「Tor(トーア)」を使い他人のホームページを改ざんしたとして京都府警は25日、神奈川県横須賀市の無職の少年(15)を不正アクセス禁止法違反容疑などで逮捕した。少年は「(不正アクセスが)かっこいいと思ってやった。有名になりたかった」と容疑を認めているという。
容疑は2月20日、自宅のパソコンでトーアを使用して他人のホームページに不正にアクセスし、登録されていたパスワードやメールアドレスを無断で変更した、としている。
トーアは、90年代に米海軍研究機関が開発。このシステムを使う世界中の数千台のパソコンの中から無作為に選ばれた3台が経由地になる。通信記録が残らないよう設計されており、発信元の追跡は困難とされる。
他人のパソコンを遠隔操作しネット上に犯行予告などを書き込んだとして、威力業務妨害罪などで東京地検に起訴された片山祐輔被告もトーアを使用していたとされる。【村田拓也】