26日の中日戦(マツダ)で15打席連続出塁の日本新記録を樹立した広島・広瀬純外野手(34)。27日の中日戦、初回二死三塁で迎えた第1打席。初球から打ちにいったが、一飛に倒れ記録は途切れた。2001年にドラフト2位で広島入りしたプロ13年目のベテラン・広瀬はプレー以外の面でも仲裁役や気づかいの人として貢献してきた。“フォアザチーム”の姿勢はチーム内で絶大な信頼を置かれている。
チームの勝利のために出塁を続けた広瀬はチームの“仲裁役”としてもフル回転していた。23日のヤクルト戦(神宮)では前田智が死球を受けたことに端を発して乱闘騒ぎが勃発。古沢投手コーチが暴力行為で退場処分となったが、この時に最前線で体を張って古沢コーチを止めに入った。また、7日の阪神戦(マツダ)の試合後に自軍のナインとファンが口論となった際、周囲があ然としている中で両者をいさめたのも広瀬だった。
さらに“気づかいの人”でもある。地方遠征から帰ってきた時には、その地の名産品などのお土産を「いつもお世話になっています」と日頃の感謝の意味を込めて球場スタッフに配る気配りを欠かさない。
以前は不振によるいら立ちから感情をあらわにすることもあったが、「去年、二軍に落ちた時に野村監督から『プレー以外の行動も考えた方がいい』とアドバイスしていただいた。それからは試合に出る出ないにかかわらず、若い人が付いて来てくれるようにと思っている」(広瀬)と周囲に目を向けるようになったという。
そんな広瀬は今年が3年契約の最終年。球団幹部は「若手の良き見本になってくれている。今年で契約は切れるが、何としても残ってもらわないといけない」と今オフは全力で慰留する構えだ。前田健や前田智らの負傷離脱と苦しい状況が続く中でも「何とかケガ人が戻ってくるまでチーム一丸でやっていきたい」と意気込む広瀬。精神的な支柱となって今後もグラウンド内外で赤ヘルをけん引する。
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