国内男子ツアー「つるやオープン」3日目(27日、兵庫・山の原GC山の原C)第2ラウンドの残り4ホールで2つスコアを伸ばした松山英樹(21=東北福祉大4年)は第3ラウンドでも68をマークし、首位に2打差の13アンダー、2位と絶好の位置につけた。一方、初日にエージシュートを達成した尾崎将司(66=マックス・インターナショナル)は72のラウンドで7アンダーの22位に後退した。首位は李泰煕(28=韓国)で15アンダー。
プロデビュー2戦目での優勝にスーパールーキーが大きく前進した。この日のスタートは15番パー5から。ティーショットでフェアウエーを捉えると、2打目でグリーン手前のエッジまで運び、バーディー発進を決めた。
さらに続く16番パー3でも7メートルを沈め、前日から4連続バーディー。第2ラウンドは「63」の猛チャージだ。
最終組でのプレーとなった第3ラウンドに入っても、勢いは止まらない。10番までに4バーディーを奪い、一時は首位を捉えた。
そんな流れが変わったのは12番パー4のボギーから。グリーン手前のカラーから“3パット”で「ショットも、パットもイメージが悪くなって、それを最後まで引きずってしまった」と松山は振り返る。
ここからはショットの後に右手を離すシーンも目立ち始め、最終18番では再びカラーから“3パット”。初日の17番から31ホール、ボギーなしが続いていたのが一変、7ホールで3つのボギーと苦しんだ。
それでも、15、17番のパー5ではしっかりとバーディーを奪い、首位とは2打差。プロデビュー2戦目での優勝となれば、JGTOが発足した1999年以降、最速記録だ。
絶好のチャンスにも松山は「調子が良くないんで、そんなことを考える余裕はないっす。優勝もあるかもしれないけど、大きく順位を落とす可能性もある。今はそんな状態です」。若武者らしい威勢のいい言葉は出なかったが、調子が万全ではなくても、この位置にいるのが実力の証明だ。
若さの勢いではなく、力で優勝をもぎ取るつもりだ。
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