<ロッテ5-2ソフトバンク(27日)>ソフトバンクの27歳ルーキー・山中に秋山監督の怒り爆発だ。27日のロッテ戦(QVCマリン)、エース・摂津の登板回避によりプロ2度目の先発マウンドに立った中山だったが、3回4安打5失点、5四死球と大炎上。鷹の指揮官は山中に相手に立ち向かっていく姿勢が見られなかったことを特に問題視し「気持ちが弱いんだよ」とバッサリ。試合後には二軍降格が決まった。打線も相手を上回る9安打を放ちながら得点はわずか2点だけ…。投打ともに課題を残す試合内容で、2ー5で敗れ、ついに3連敗となった。
ルーキーの目に余る背信投に我慢できなかったのだろう。普段はあまり感情を表に出さない秋山監督がこの日は珍しく「(投球の)リズム以前の問題。気持ちが弱いんだよ」と怒りをぶちまけ、山中を厳しく切り捨てた。
へんとうの腫れでエースの摂津が登板を回避し、回ってきた2度目のチャンス。なんとしてでも結果を出さないといけない試合だった。ところが初回に2点を先制されると、同点に追いついてもらった直後の3回にも一死満塁から今江に走者一掃の二塁打を許し、試合の流れを決められた。
味方の得点の直後に失点するなど点の取られかたも悪かったが、秋山監督がそれ以上に問題視したのは山中に“戦う姿勢”が見られなかったこと。慎重になりすぎて攻めきれず、5四死球に「打たれるのを怖がっていちゃ(いけない)」とあきれ顔。高山投手コーチも「どうせ打たれるなら腕を振って特徴を出してほしかった。いいところに投げようとして、打者と戦えていない」と突き放すと「抹消します」と二軍降格を宣言。本人は「腕が振れなかった」とうなだれるしかなかった。
山中が先発として試合をつくれなかったことが、最大の敗因であることは間違いない。だが打線もふがいなかった。この日出場選手登録され、不振のペーニャに代わって即スタメン出場した吉村が2回、移籍後初打席で初本塁打を放ち、3回には2ー2の同点としたが、4回以降はさっぱりだ。5回二死三塁と追加点のチャンスも柳田が凡退。結局この日は9安打を放ちながら、2点を取るのがやっとというありさま。藤井打撃コーチは「つながらんね」とぼやき節全開だ。
これで前カードの日本ハム戦から屈辱の3連敗。23日に勝率5割に復帰したが、そこからまたズルズルと後退している。今日28日の試合でなんとか4連敗を阻止しないと、このまま“大型連敗モード”に突入しそうだ。
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