<中日5-3広島(27日)>広島は27日、中日戦(マツダ)に3ー5で敗れ、借金は3に膨らんだ。期待の3年目・中崎が先発したが、持ち味を発揮できずに3回5失点。またもリリーフ陣に負担をかける展開になってしまった。丸の適時打や菊池の今季1号本塁打などで3点を返したものの、前夜に15打席連続出塁の日本新記録を樹立した広瀬は4タコに終わるなど反撃しきれなかった。
今季2度目の先発を任された中崎だったが、いきなり試合をぶちこわしてしまった。初回、先頭の大島に初球を中前に運ばれる。続く井端には四球を与えるなどリズムに乗れず、和田に先制の適時打を浴びると、一死後には森野に右中間を破る三塁打を打たれ、さらに2失点。谷繁への四球などでなおも一死一、三塁から藤井に犠飛を打ち上げられ、結局この回4点を奪われた。
中崎は2回以降も立ち直れず、結局3回5失点で無念の降板。「抜け球が多くて乗れなかった。体のバランスが悪かったり突っ込んだりで定まらなかった」とうなだれた。野村監督は「もう少しいい投球ができるのに見ていて残念。去年いい経験をしたのだからもっと向かっていく気持ちやハツラツさがほしい」と苦言を呈した。
赤ヘルの指揮官は「考えないといけない」と中崎の二軍落ちを示唆。この日2回を無失点に抑えた今井が先発に回ることになりそうだ。とはいえ前田健や野村などが離脱中で先発不足は深刻。先発が早い回にマウンドを降りる試合が多発しているだけに、山内投手コーチは「先発が長い回を投げてくれないと中継ぎが厳しくなる」。夏場を前にリリーフ陣がパンクしてしまう恐れもある。
打線は3回に1点を返し、5回には菊池の1号2ランで2点差まで追い上げる粘りを見せた。9回には一死一、二塁から小窪が内野安打したが、二塁走者の堂林が三塁をオーバーランしタッチアウトで万事休す。26日に15打席連続出塁の日本新記録を達成した広瀬も二死三塁のチャンスで迎えた初回の第1打席に一飛に倒れて記録はストップした。
これで借金3となった赤ヘル軍団。今は現有戦力で一丸となって戦っていくしかない。投打で“救世主”となる選手が出現してほしいところだ。
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