2007/06/28 その他

イルカの人工尾びれプロジェクトを巡るリアルストーリー

『ドルフィンブルー フジもういちど宙へ』が公開


ドルフィンブルー
(C)「ドルフィンブルー」製作委員会
2007年7月7日(土)より全国ロードショー

 難病にかかり尾びれの75%を失ったというバンドウイルカ“フジ”のニュースを聞いたのは、2002年の秋のこと。そこからスタートしたのが、沖縄美ら海水族館とブリヂストンを中心とした共同研究チームによる『イルカ人工尾びれプロジェクト』である。リハビリに励んだ結果、今では健康だった頃と変わらないスピードで泳げるようになったという報告に、喜んだ人も多いことだろう。
 その人工尾びれプロジェクトを題材にした映画『ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ』が来月7月に公開となる。実際に起きた出来事を元に、「フジをもう1度泳がせてあげたい」という思いを抱えた飼育員や技術者と、イルカの交流をつづるストーリーだ。主演は『DEATH NOTE デスノート前・後編』のL(エル)役で大ブレイク、今年は連続ドラマ初主演も務めた若手俳優の松山ケンイチ。本作では、フジのために奔走する新米獣医を熱演しているとのこと。どちらかと言うとクセのある役柄を演じることが多かった彼だけに、新たな一面を見ることができそうだ。

ドルフィンブルー
(C)「ドルフィンブルー」製作委員会
ドルフィンブルー
(C)「ドルフィンブルー」製作委員会

 つい先日、旅行で美ら海水族館へ遊びに行った折に、実際にフジを見る機会に恵まれた。ショーには出演していなかったけれど、他のイルカたちと変わらぬ様子でプールの中をのびのびと泳ぐ姿をこの目で確かめることができて感動。人間とイルカの交流ももちろんのこと、舞台となる沖縄の風景も楽しみな作品だ。7月7日(土)より全国ロードショー。

ドルフィンブルー
わかりづらいが、手前がフジ。
背びれに入ったクロスする青が目印。
ドルフィンブルー
6月21日には、ドルフィンラグーン・オキちゃん劇場にて完成疲労試写会イベントが行われた。
ドルフィンブルードルフィンブルー
プールに展示されていた人工尾びれ。触ってみると、確かにゴムの感触。そして予想以上にカタイ。
イルカと握手したことがある人ならわかると思うけれど、ひれは見た目以上にカタイのだ。
人工尾びれは、まだまだ進化中とのこと。
ドルフィンブルー
フジが泳いでいたイルカラグーンプールでは、イルカの運動能力や識別・学習能力について
わかりやすく紹介するショーを実施。他の水族館に比べて、かなり間近で観察できる。
いずれはフジも登場するかも、とはスタッフのお姉さん談。
映画『ドルフィンブルー フジもういちど宙へ』オフィシャルサイト
http://www.dolphin-blue.com/
沖縄美ら海水族館(バンドウイルカ「フジ」人工尾びれプロジェクト)
http://www.kaiyouhaku.com/news/04111601_01_report.html
株式会社ブリヂストン(ドルフィンブルー)
http://www.bridgestone.co.jp/eco/project/dolphinblue/
  



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