使用済み核燃料の貯蔵の在り方などについて考えを述べる西川一誠知事=県庁で
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西川一誠知事は二十五日の定例会見で、原発の高レベル放射性廃棄物の最終処分問題について「解決までの間、大消費地に貯蔵する方法を検討すべきだ」との考えを示した。
西川知事は、使用済み燃料の処分について、国が国際原子力機関(IAEA)などと連携し、高速増殖原型炉「もんじゅ」を活用して放射性廃棄物の容量を減らすなどの研究開発をリードするべきだと表明。
実用研究には時間もかかるとして「解決までの間、多くの電力を消費してきた大都市で、火力発電所などさまざまな施設を利用した貯蔵方法を検討すべきだ」と訴えた。
また、国のエネルギー基本計画について「原発がいるのかいらないのか、今回の計画ではっきりさせる必要がある」とも述べた。
二十三日に開かれた、エネルギー基本計画を策定する経済産業省の総合資源エネルギー調査会総合部会に委員として出席した際の自らの発言を説明した。
(山内悠記子)
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