女子サッカー翻訳マガジン

Women's Soccer Magazine

なでしこジャパンや世界ランク1位のアメリカ女子代表を中心に日本語にない英語・スペイン語記事を翻訳して配信

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-国際大会中の各国チーム情報 (英語・スペイン語圏)


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ポートランドソーンズvsシアトルレイン戦が終わりました。

観客動員数は16,479人で、アメリカ女子プロサッカーリーグ最多観客動員数を記録したそうです。

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試合開始前から会場の様子が流れていました。
フルスクリーンにしても大丈夫な映像!

ボストンの被害者への黙祷から始まり、国歌斉唱。
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なんと、ポートランドソーンズのDF、ジャスミン・アバント選手が歌います。綺麗な声でした。

まるで大きな国際大会のような空気。ストリーム配信で視聴していても、ドキドキしてきます。


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ポートランドソーンズFC

(1)ルブラン、(2)ドーティー、(21)ウィリアムソン、(16)ビューラー、(7)マーシャル、(21)ワシントン、(14)エドワーズ、(8)カー(77分→(9)フォックスホベン)、(10)ロング(82分→(20)ウェツェル)、(12)シンクレア、(13)モーガン


シアトルレインFC

(18)ベトス、(3)バーンズ(85分→ルイス)、(4)デインス、(2)ズラー、(7)リード、(5)ボーガス(67分→(14)ラーセン)、(11)ウィンターズ、(10)フィッシュロック、(6)カイル、(8)ノヨラ(55分→(25)ドルストリーム)、(19)ネアン


このピッチもボールが跳ねるようで、多くの選手がトラップと共に弾いてしまったり、パスが伸びすぎたりと、ボールコントロールに手こずっているように見えます。そのせいか流れも落ち着かない、バタバタした印象。選手同士がぶつかっては倒れて、ファールが取られなかったり取られたりのフィジカル勝負も多々有り。

アレックスにもシンクレアにもチャンスがあり、このままリズムを掴んでいけばきっと得点しそうな匂いは漂っていました。

そして前半終了直前、右サイドでハンドのファールがあり、ワシントンがフリーキックを蹴る。これにDFドーティーがヘッドで合わせ、ゴールビックリマーク

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DFマリアン・ドーティー選手。大叔父が元ハンガリー代表だそうです。

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前半終了間際の得点。いい時間帯に入れました。


後半は両チームともピッチ&試合の雰囲気に慣れてきたのか、流れも少し良くなったように思います。

後半ファンが待っていたような得点が訪れました。

シンクレアが前線でパスを後ろからカットし、シンクレアに特徴的な前傾体勢でズンズン突進&左サイドのモーガンにパス。あんなにマークにつかれていたのに、ここへきてドフリーで走りこんできたモーガン、ワンタッチして落ち着いて左足で右隅にシュート!

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会場もそうですが、私自身も朝からかなり盛り上がりましたアップ


このまま流れはポートランドソーンズに行くかと思いきや、ボールはなかなか落ち着かず、両チーム共にDFが単にボールをとりあえず蹴り上げるようなプレーも多かったり・・・

ソーンズのDFがまたしても前線にボーンと蹴ったボールを、シアトルのバーンズ選手が足元できれいにトラップしてつなぎ、ゴール前にクロスがあがります。

そのクロスをウィンター選手がジャンプしながら胸トラップして落ちたボールに、いつか何かしそうな勢いを持っていたフィッシュロック選手がシュート!

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シアトルレインのウェールズ代表、フィッシュロックがついに1点返す

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フィッシュロック選手がこのまま黙っていそうにもなく、今にも追いつかれそうなハラハラな展開が続きましたが、2-1でポートランドソーンズが逃げ切りました。

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サポーターは素晴らしかったです。

選手同士がぶつかっては倒れるシーンがあちこちであり、イエローが3枚ずつの6枚も出る、ファールの多いガチンコな試合でした目

それでも、あまりファールを取らないレフリーだなあと思って見ていたくらいです。

これまでのNWSLの試合を見た中ではソーンズFCのレベルが一番怪しい印象だったのですが、今日は特に後半ずいぶん良くなっていたし、各選手に自信がついたんでしょうか。初戦のようなバタバタしたプレーがだいぶ無くなっていたように思いました。

まだ、安易なロングボールや蹴り上げるようなボールが多かったり、跳ねるボールへの対応やパス精度がうまくいかないところは見られますが、モーガンの絡みがすごく増えたし、守備陣も奮闘していましたね。

シアトルレインFCの方は、短いワンタッチパスなんかもうまいし、トラップ精度もソーンズFCよりうまい選手が多い印象。そして何よりフィッシュロック選手が面白い。こういう選手がいると俄然回りもモチベーションあがるだろうし、対戦相手によっては怯んでしまう選手もいるかもしれないし、何より試合が盛り上がります。

シアトルレインにメーガン・ラピーノとホープ・ソロが入ったら、かなり最強なんじゃないでしょうか。今日の試合に参加できてなくて本当に残念・・・。


ハイライト動画はこちらから↓


フル動画はこちら↓



そのラピーノ選手、リヨンでもまたまた開始わずか5分で先制点をあげ、6-1でジュビジーに勝利。5月23日に行われるチャンピオンズリーグ決勝進出を決めたようです。これを最後に、NWSLに戻ってくるんでしょうか。(大野選手も、大滝選手も、出場しませんでした。)

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リヨン公式ウェブより



週末はとても寒かったですね。

今日は晴れていますが、半袖とはいかない気候。

また、新たな一週間が始まりました。実りの多い一週間になりますように・・・虹
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