NHK沖縄県のニュース　沖縄放送局

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主権回復記念式に抗議の大会

政府が日本の主権回復を記念する式典を開いたのにあわせて、主権回復後もアメリカの統治下に置かれた沖縄では、式典に抗議する大会が開かれ、「式典の開催は、再び沖縄を切り捨てるもので到底許されない」という大会決議を採択しました。
抗議大会は、政府主催の主権回復の記念式典と同じ時刻の午前１１時から、宜野湾市の宜野湾海浜公園で開かれ、県内各地から大勢の人が参加しました。
はじめに県議会の喜納昌春議長が「主権の回復後も普天間基地の移設問題やオスプレイの配備など、沖縄を頭越しにした政策が進められ、納得できる状況ではない」と訴えました。
この大会は、昭和２７年４月２８日に日本が主権を回復したあとも、沖縄は２０年にわたりアメリカの統治下に置かれ続けたことから、県議会の野党・中立会派や平和団体などが式典に抗議して開きました。
大会では、「沖縄が切り捨てられた『屈辱の日』に政府が式典を開くことは、沖縄県民の心を踏みにじり再び沖縄を切り捨てるもので到底許されない」という大会決議が読み上げられ、採択されました。主権回復の記念式典をめぐり、沖縄県内では、これまでに県議会や１８の市町村の議会が、抗議決議や撤回を求める意見書などを可決しています。

04月28日　12時22分

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