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【鉄道ファン必見】駅・定点観測 山手線一周の歌はここから 渋谷駅 東急東横線地下化で人の流れ一変
2013.4.28 12:00
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しかもこれまで、東急東横線は渋谷駅のホームの長さに限度があって最大8両編成の列車しか走らせることができなかったが、地下化によって10両編成の列車も乗り入れられるようになった。あまり報じられていないような気がするが、実はこれで東急東横線の輸送力はかなり増強されている。渋谷始発の列車が減ってしまったとはいえ、地下化は利用者にとってメリットが大きかったといえそうだ。
とはいえ、もろ手を挙げて万歳、というわけにもいかない。これまで東急東横線のホームは地上2階にあったため、地上3階にある東京メトロ銀座線との乗り換えは便利だった。しかし地下化で東横線ホームが地下5階になってしまうと、銀座線との乗り換えは不便きわまりない。それなら改札を出ずに乗り換えができる半蔵門線を利用しよう、という回避策はあるが、例えば京王井の頭線(地上2階)から東横線へ乗り換えていた人たちはそうもいかない。かくして、階段を上る人降りる人で渋谷駅はごった返すことに。地下化でかえって不便になった、という人が出てくるのも、やむをえないことなのかもしれない。
さて東急東横線の地下化だが、路線の切り替えはお隣の代官山駅付近から始まっている。今回の地下化工事では、路線切り替えの際に脇に仮設線を設けるのではなく、現在電車が走っている線路の真下で新線の建設が進められた。そして一夜にして、それまでの線路をジャッキで持ち上げて新しい線路を出現させる、という手法を代官山駅付近では見ることができた。見事なものである。
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