ライフ【鉄道ファン必見】駅・定点観測 山手線一周の歌はここから 渋谷駅 東急東横線地下化で人の流れ一変+(3/5ページ)(2013.4.28 12:00

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【鉄道ファン必見】
駅・定点観測 山手線一周の歌はここから 渋谷駅 東急東横線地下化で人の流れ一変

2013.4.28 12:00 (3/5ページ)
在りし日の渋谷駅地上ホームで出発を待つ元町・中華街行きの急行列車。このころは8両編成が限度だった

在りし日の渋谷駅地上ホームで出発を待つ元町・中華街行きの急行列車。このころは8両編成が限度だった

しかもこれまで、東急東横線は渋谷駅のホームの長さに限度があって最大8両編成の列車しか走らせることができなかったが、地下化によって10両編成の列車も乗り入れられるようになった。あまり報じられていないような気がするが、実はこれで東急東横線の輸送力はかなり増強されている。渋谷始発の列車が減ってしまったとはいえ、地下化は利用者にとってメリットが大きかったといえそうだ。

 とはいえ、もろ手を挙げて万歳、というわけにもいかない。これまで東急東横線のホームは地上2階にあったため、地上3階にある東京メトロ銀座線との乗り換えは便利だった。しかし地下化で東横線ホームが地下5階になってしまうと、銀座線との乗り換えは不便きわまりない。それなら改札を出ずに乗り換えができる半蔵門線を利用しよう、という回避策はあるが、例えば京王井の頭線(地上2階)から東横線へ乗り換えていた人たちはそうもいかない。かくして、階段を上る人降りる人で渋谷駅はごった返すことに。地下化でかえって不便になった、という人が出てくるのも、やむをえないことなのかもしれない。

 さて東急東横線の地下化だが、路線の切り替えはお隣の代官山駅付近から始まっている。今回の地下化工事では、路線切り替えの際に脇に仮設線を設けるのではなく、現在電車が走っている線路の真下で新線の建設が進められた。そして一夜にして、それまでの線路をジャッキで持ち上げて新しい線路を出現させる、という手法を代官山駅付近では見ることができた。見事なものである。

このニュースの写真

渋谷駅地下化直前、代官山駅から渋谷方面に向かう電車=3月9日撮影
地下鉄なのに渋谷駅では一番高いところを走っている東京メトロ銀座線の電車
在りし日の東急東横線・渋谷駅地上ホームを出発する電車
かつては渋谷川の脇を列車が行き交っていた=3月9日撮影
かつての東急東横線渋谷駅(左側の2階部分)。右上に東京メトロ銀座線の電車も見える=3月12日撮影
渋谷駅地下化後の代官山駅付近。以前の線路が持ち上げられているのがわかる=3月30日撮影
東急百貨店東横店の東館屋上にあった遊園地の、新幹線100系電車を模した乗り物=3月30日撮影

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