2013.4.28 05:05

打てず…捕れず…阪神・新井、攻守に精彩欠く(2/3ページ)

2回、三振に倒れる阪神・新井貴浩。打っても4タコ、2三振と「反発」できず

2回、三振に倒れる阪神・新井貴浩。打っても4タコ、2三振と「反発」できず【拡大】

 逆境に弱い。序盤で6点を追う展開は、今の虎にはあまりに苦しい。八回に1点を返し、今季5度目の完封負けを防ぐのが精いっぱい。スポーツに『たら、れば』は御法度だが、どうにも口にしたくなる…。四回、新井が打ってい“たら”が、その象徴だった。

 「(藤井は)いつもどおり両サイドを使っていた感じだった。甘い球を仕留められなかった」

 悔しさをにじませた背番号25。一死から鳥谷、マートンが連打。福留の四球で塁が埋まった。0-6でもまだ序盤。打てば反攻ムードが高まる場面だったが…。フルカウントからボール気味のチェンジアップにバットは空を斬り、天を仰いだ。

 ズルズルとDeNA・藤井に11年ぶりの完投星を献上し、「早い回でのチャンスに1、2点入ると(展開は)変わってきたかもしれない」と和田監督。「先に点を取られた時の反発力が足らないなぁ。先行で逃げ切りはできても、先に点を取られた時の勝ち負けがね…」と顔をしかめた。

【続きを読む】