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【ゴルフ】

松山英樹 プロ初V見えた

2013年4月28日 紙面から

◇つるやオープン<第3日>

 ▽27日、兵庫県・山の原GC山の原C(6793ヤード、パー71)▽晴れ、気温15・3度、風速3・6メートル▽賞金総額1億2000万円、優勝2400万円▽71選手▽観衆5851人

 第2ラウンドの残りと第3ラウンドが行われ、松山英樹(21)=東北福祉大=が、第2ラウンドで通算10アンダー、第3ラウンドではさらに3打伸ばして通算13アンダーにし、首位と2打差の2位で、プロ転向後初Vを射程圏にとらえた。前日暫定首位だった尾崎将司(66)=マックス・インターナショナル=は第2ラウンド終了時で4位、第3ラウンドは72とスコアを落とし、首位と8打差の通算7アンダー、22位に後退した。首位は韓国の28歳、李泰熙(イ・テヒ)で通算15アンダー。

 「ジャンボさんと回りたいです」と言っていた松山は、サスペンデッドとなった第2ラウンドの残り4ホールで2バーディーを奪い2位。4位に後退したジャンボとの45歳差同組対決は実現しなかったが、プロ初Vに大きく近づいた。

 第3ラウンドでも好調を持続。トップの李とバーディー合戦を展開し、10番までに4バーディーを奪った。だが、12番パー4でグリーン手前エッジからパターで3回かかる痛いボギー。「(12番のボギーを)引きずっているつもりはなかったが、その後(パットが)ちょっと打てなくなっちゃって…。最後までうまく調整できなかった」と振り返った。

 それでも第1ラウンドから69、63、68をマークし、54ホールを終えての通算13アンダーは、2011年に優勝した三井住友VISA太平洋マスターズで出した自身の記録に並んだ。

 プロデビュー2戦目のこの大会に優勝すれば、1999年日本ゴルフツアー機構が発足して以降のプロ入り後最短記録をマークする。これまでは薗田峻輔、藤本佳則の5試合が最短だ。

 「状態が良くないので、心配な部分が多い。スコアを伸ばさなくちゃいけないコースなので、その部分でちょっと不安な感じ」と心境を吐露した松山。会見後に練習場で約50分間調整した。(櫛谷和夫)

 

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