後半、先制ゴールを決め喜ぶ小川(中)(今泉慶太撮影)
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MF小川が天国の祖父にささげるゴールを決めた。後半3分、ダニルソンの折り返しを左足でたたき込んだ。
「ダニはいいボールをくれた。ケネディも敵を引き付けてくれた。自分はシュートを打つだけ」。チーム全体で奪った今季2点目だ。
4月9日、母方の祖父・高橋年男さんが82歳で亡くなった。小川は「おじいちゃんはボクを温かく見守ってくれた。プロになってからはいつもテレビで試合を見ていたようです」。心強い応援団だった。
過密日程が続いて葬儀には参列できなかったが、「おじいちゃんのために結果を出す」と思い定めていた。試合中にまぶたの上を切って出血するアクシデントに見舞われながらも、頭にテープを巻いて奮闘。終了間際にも決定的なゴールチャンスをつくってみせた。
小川は「四十九日(法要)にはおじいちゃんの所へ行くつもりです。このゴールで少しは喜んでくれる」としみじみと語った。 (木村尚公)
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