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事件
【朝鮮総連中央本部落札】「工作拠点」死守 僧侶動く 総連・北政府幹部から依頼
こうした経緯から、公安関係者は「北朝鮮に近い人物」とみている。
池口氏は会見で、中央本部の物件に関心を抱いたきっかけについて「北朝鮮上層部の話」を挙げた。訪朝の際、最高人民会議幹部から競売を回避するため「中央本部は大使館。なくなると日本と敵対関係になるから、日本政府に話してほしい」と依頼されたという。
また、中央本部が靖国神社の近くにあることも挙げ、「中央本部を民族の融和と英霊の慰霊の拠点にしたい」とも語った。
「いわくつき物件」
公告によると、中央本部の土地は約2390平方メートルで、地上10階、地下2階建ての延べ床面積は約1万1740平方メートル。JR飯田橋駅から徒歩約4分の好立地にある。ある不動産大手の担当者は「普通の売買なら、大手不動産会社がマンション建設用地としてのどから手が出るほど入手したい場所」という。鑑定評価による売却基準価額約26億円に対し落札額約45億円が適正かについては「いわくつきの物件なので判断のしようがない」と話した。
朝鮮総連は昭和61年からここに中央本部を置く。公安当局によると、現在は事務総局、宣伝広報局、国際統一局など7局に加え、民族圏委員会や祖国訪問事務所といった部署がある。
(次ページ)公安当局は「対日工作拠点」との見方も
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