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【プロ野球】

則本 球団通算500勝

2013年4月28日 紙面から

7回を1失点で2勝目を挙げた楽天・則本=西武ドーム

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◆楽天9−2西武

 楽天は投打がかみ合い3連勝。2回に嶋の3ランで先制し、4回は森山の適時打と松井の3ランで5点を加えた。先発の則本は7イニングを3安打1失点で2勝目。西武は今季2度目の2連敗。岸が3イニング2/3を8失点と崩れた。

 楽天の夢を背負うルーキーが、節目の1勝をもたらした。先発した則本が大量援護を背に7イニング1失点でまとめ、5日のロッテ戦以来となる2勝目をマーク。球団創設9年目で通算勝利を500勝に到達させた。

 ここまで通算628敗の楽天。そう簡単には勝たせてもらえない。打線が4回までに大量8点を奪い、則本のプロ初完投勝利の期待が高まる展開となったのに、そのペースが6回に急変。球が抜け、ボールが増加。5四球と乱れ、9イニングを投げきることができなかった。

 「テンポも悪いし、コントロールも悪い。成長してないですね。全然ダメです。完投するつもりで投げていたんですけど…。打者の皆さんのおかげで、僕はノラリクラリと勝てたというイメージです」

 口を突くのは反省の言葉ばかり。それでも、前日までチーム打率が12球団トップの西武打線を1点に封じた。スタミナの不安は残るものの、きっちりと記念の1勝をつかんだ強運は見逃せない。

 敵軍のエースと投げ合う“表ローテ”の1番手でも五分の星。三重中京大からドラフト2位で入団した右腕・則本の存在感は日増しに高まっている。「楽天の夢」とまで評価するルーキーで首位をたたいた闘将は「食い下がっていけるようにしないとな」とニヤリ。500勝も通過点。球団にとって、真の悲願はペナントフラッグだ。(井上学)

 

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