27日午後3時半ごろ、新潟県糸魚川市田海の海岸を散歩していた男性から「人が倒れている」と糸魚川市消防本部に通報があった。消防から通報を受けた糸魚川署員が駆け付けたところ、男性の遺体が見つかり、着衣には北朝鮮の故金日成主席と故金正日総書記のバッジがついていた。同署は北朝鮮から漂着した可能性があるとみて調べている。
同署によると、遺体は身長約150センチで、一部白骨化していた。作業衣を重ね着した上にオレンジ色の救命衣を着ていた。作業衣の左胸には、それぞれ直径約1・5センチの故金日成主席と故金正日総書記のバッジをつけていた。作業衣の内ポケットで見つかった米ドル紙幣5枚(計290ドル)以外に所持品はなく、身元を示すものはないという。
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