(1)取得できる認定医・専門医:標準取得年数,取得の実績
日本小児科学会認定小児科専門医: 後期研修開始とともに小児科学会に入会し研修開始届けを提出します。その後、小児科臨床研修を3年以上受けた後に専門医試験を受験します。試験は30症例の病歴概要と筆記試験および口答試問です。受験準備に当たっては一人ひとりに指導医による試験準備を行い、当医局では95%が合格しています。
その他の取得可能な専門医・資格
・日本血液学会認定 血液専門医・指導医
・日本循環器学会認定 循環器専門医
・日本小児神経学会認定 小児神経科専門医
・日本てんかん学会認定 学会認定医(臨床専門医)
・日本内分泌学会認定 内分泌代謝科専門医(小児科)
・日本糖尿病学会認定 糖尿病専門医・指導医
・日本リウマチ学会認定 リウマチ専門医
・日本周産期・新生児医学会認定 周産期専門医(新生児)
・日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医
・日本がん治療認定医機構認定 がん治療認定医
・日本がん検診・診断学会 がん検診認定医
・AHA認定 Basic Life Support (BLS) プロバイダー・インストラクター
・AHA認定 Advanced Cardiac Life Support (ACLS) プロバイダー・インストラクター
・AHA認定 Pediatric Advanced Life Support (PALS) プロバイダー・インストラクター
・日本周産期・新生児医学会 新生児蘇生法「専門」コースインストラクター
・ICD制度協議会認定 インフェクション コントロール ドクター
・日本腎臓学会認定 腎臓専門医
などの取得が可能です。
(2)後期研修プログラム概要
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1)後期研修
1年目 |
日本大学医学部附属3病院での臨床研修を行います。卒後2年の初期臨床研修修了者を対象とし、日本大学医学部小児科学教室へ入局し、以下の様な小児一般、小児保健、小児救急、未熟児新生児医療から、高度な先進医療を含む専門的医療までを研修します。 |
研修施設と研修内容 |
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板橋病院:4診療グループを2か月ごとにローテーションします。
未熟児新生児(総合周産期母子医療センター)、循環器、血液腫瘍、神経の各グループ単位での研修を行います。 |
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月 |
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水 |
木 |
金 |
土 |
午前 |
教授回診 |
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心エコー
カンファレンス |
准教授・科長
回診 |
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午後 |
血液腫瘍
カンファレンス |
神経・新生児
カンファレンス |
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循環器
カンファレンス |
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夕 |
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後期研修医
勉強会 |
医局抄読会
カンファレンス |
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駿河台病院:2か月のローテーションをします。
代謝、糖尿病内分泌、腎臓疾患の研修を行います。
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月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
午前 |
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病棟医長回診 |
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入院患者検討会
部長回診 |
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午後 |
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医局抄読会
症例検討会 |
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夕 |
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勉強会 |
内分泌
カンファレンス |
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練馬光が丘病院:2か月のローテーションをします。小児のプライマリーケアーからアレルギー、リウマチなどの専門疾患までを幅広く研修します。
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月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
午前 |
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午後 |
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科長回診 |
科長回診 |
教授回診 |
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夕 |
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医局抄読会
カンファレンス |
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小児保健の研修としては、附属3病院での乳幼児健診や予防接種の研修の他に、保健所での乳幼児健診や予防接種、喘息サマーキャンプ、養護学校の修学旅行、糖尿病サマーキャンプ、学校健診などで経験を積みます。
また、週1日は、地域基幹病院で指導医のもとに小児科外来診療の研修を行います。
診療の他に、日本小児科学会東京都地方会を含め、関連学会や各種研究会での学会発表や医局カンファレンスでの発表などを経験し、併せて指導医が論文執筆の指導を実施します。
■待遇(勤務態様・収入面の実態など)
原則として日本大学医学部専修医として勤務します。社会保険は日本私立学校振興・共済事業団に加入します。
給与は臨床経験年数により大学から月手当と当直料を支給します。また週に1回の地域基幹病院での診療や乳幼児健診やサマーキャンプ等の外勤による収入が見込まれます。
医学部附属3病院での診療はグループ制で、後期研修終了まで指導医が親身になって指導を行います。
夜間や休日の救急および病棟当直は月に5〜6回程度です。診療グループの状況にもよりますが、原則として当直翌日は午前中で帰宅が可能です。
休暇は日曜祝日の他に、夏季休暇が2週間、臨時休暇が4日間を2回、年末年始休暇が5〜7日間です。
入局者は直ちに日本小児科学会に入会の手続きをとります。
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2)後期研修
2〜3年目 |
日本大学小児科では、大学附属3病院と関連病院が互いに協力しあい、後期臨床研修を行っています。
当教室の関連病院は、東京を中心とする各地域の公立病院の小児科と小児病院が主体です。いずれもそれぞれの地域で小児医療の中核を担う重要な病院です。
これらの病院では、一般小児科、小児保健、小児救急などの医療を中心とし、その上に未熟児新生児医療などの各専門分野の充実した研修を行っています。また臨床研修だけではなく、学会活動などの臨床研究も盛んに行っています。
この時期に大学院に進学する事ができます。
平成13年には板橋病院のキャンパスに先端医学総合研究センターが設立され、大学院医学研究科に特化した先端医学講座が開設され7部門で大学院生を受け入れる体制が確立されています。
主な関連施設と研修内容:
東京都立広尾病院 |
一般小児科、小児救急(東京ER) |
東京都立大塚病院 |
未熟児新生児医療 |
東京都立豊島病院 |
未熟児新生児医療 |
東京都立墨東病院 |
一般小児科、小児救急(東京ER) |
板橋区医師会病院 |
一般小児科、小児救急 |
大森赤十字病院 |
一般小児科、小児救急 |
公立阿伎留医療センター |
一般小児科、小児救急 |
東和病院 |
一般小児科 |
あしかがの森足利病院 |
一般小児科、重症心身障害児医療、小児慢性疾患 |
埼玉県立小児医療センター |
未熟児新生児医療 |
春日部市立病院 |
一般小児科、未熟児新生児医療、小児救急 |
東松山市立市民病院 |
一般小児科 |
独立行政法人国立病院機構甲府病院 |
一般小児科、未熟児新生児医療 |
横須賀市立市民病院 |
一般小児科、未熟児新生児医療、小児救急 |
静岡県立こども病院 |
未熟児新生児、血液腫瘍、腎臓 |
沼津市立病院 |
一般小児科、未熟児新生児医療、小児救急 |
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3)後期研修
4年目 |
日本大学医学部附属3病院での臨床研修を行います。
板橋・駿河台・練馬光が丘の各附属病院をローテートし、小児科学内でのsubspecialityとしての各自の専門分野を決定します。 |
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4)後期研修
5年目以降 |
日本大学医学部附属病院での臨床研修を行います。
各自の専門分野の診療・研究を行います。
各自の希望に応じて海外あるいは国内留学を積極的に推進いたします。
後期研修4年目以降の待遇は原則として附属病院の専修医として勤務します。
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5)女性医師の結婚後および妊娠・出産時の勤務について |
結婚している女性医師が関連施設で勤務・研修をする場合や、夫の留学・転勤などに際しては個人の状況に応じた配慮をしています。
妊娠・出産・育児の際には最大限の配慮をいたします。
妊娠・出産時の勤務は、原則として施設の就業規則に従いますが、体調に配慮した勤務を実施しています。また妊娠・育児中は当直の免除や日勤への変更などを行います。
出産休暇後の勤務については、施設基準と個人の状況に応じた勤務を実施しています。 |