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「ヒトラーは毒殺を極度に恐れていた」
4月28日 5時15分

「ヒトラーは毒殺を極度に恐れていた」
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ドイツの95歳の女性が、かつて第2次世界大戦中にヒトラーの毒味役をしていたことを打ち明け、ヒトラーが毒殺されるのではないかと極度に恐れていた様子などを明らかにし、貴重な証言として注目を集めています。

この女性は、ベルリンに住むマルゴット・ヴェルクさん(95)です。
ヴェルクさんは、第2次世界大戦中にヒトラーが東部戦線の指揮を執った現在のポーランド北部にある司令部で、2年半にわたってヒトラーの食事に毒が盛られていないか事前に食べて確かめる毒味役だったということです。
これまで、ナチス・ドイツに加担したとして罪に問われるのを恐れ、家族にも自分の過去を話してきませんでしたが、このほどメディアに打ち明け、ドイツの博物館の調査員らがヴェルクさんから詳しい聞き取り調査を行っています。
ヴェルクさんによりますと、ヒトラーはイギリスによって自分が毒殺されるのではないかと極度に恐れ、ヴェルクさんを含めて15人もの女性を毒味役としていたということです。
また、ヒトラーは菜食主義者で、食事の内容は、アスパラガスやパプリカなど特別に選ばれた新鮮な野菜に、パスタやライスが添えられるのが一般的だったということです。
ヴェルクさんは当時を振り返り、「食事はとてもおいしかったが、毒が入っている可能性もあると思い、常に恐ろしかった」と述べていて、ヒトラーの晩年を知るうえで貴重な証言として注目を集めています。

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