笠倉出版社に賠償命令、深田恭子ら無断掲載

　深田恭子（３０）、真野恵里菜（２２）ら女性タレント２１人が写真を無断掲載されたとして、雑誌「ＥＮＪＯＹ　ＭＡＸ」などを発行する笠倉出版社（東京）に計約２３００万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は２６日、約７００万円の支払いを命じた。

　大須賀滋裁判長は、タレントが読者を引き付ける力を利用する目的で写真を使用したと指摘。「無断使用はタレントのパブリシティー権侵害に当たる」と判断した。

　判決によると笠倉出版社は２０１０年１０月号の同誌などに写真を無断で掲載し、計約１７万７０００部を販売したという。深田は、２１人の所属する一般社団法人「日本音楽事業者協会」（東京）を通じ「今回の判決で写真の無断使用がなくなることを望みます」とコメントし、真野も「これからもよい環境で活動に専念していけることを願っています」と心境を綴った。

（紙面から）