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できごと
「浅はかな行為」分限免職の前東住吉区長 橋下市長の責任追及に市議会手ぐすね
2013.4.26 12:34
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大阪市の橋下徹市長が区政改革の旗振り役として任命した公募区長が「年金記録改竄(かいざん)」や「経歴隠し」などに手を染めていた。26日、分限免職処分となった前東住吉区長の和田智成氏(51)は、市に対して事実関係を認め「浅はかな行為を重ねた。反省している」と話したという。3月末の人事室への更迭から間をおかずに下された厳しい処分。市議会からはこれまでにも他の公募区長の資質を問う声が上がっており、今後、橋下市長の任命責任が問われるのは必至だ。
実は全員の経歴書をチェックしてなかった…
「違法かどうか断定はできないが、公務員として適格性を欠くことは間違いない」。同日午前、市人事室が開いた緊急記者会見。幹部は厳しい表情で、和田氏の年金記録改竄について説明した。
和田氏は過去、経歴書に書いていた会社に勤務すると同時に、金融業など別の2社でも働く兼業を行っていた。しかし、兼業を経歴書に書かず、市に提出した年金記録に関する書類でも兼業を隠す改竄を行った。和田氏は「生活のために兼業していたので隠したかった」と説明しているという。
公募区長を選ぶ“入り口”の段階で、経歴改竄を見抜くことができなかった大阪市。会見した市幹部は「全公募区長に対して、採用時、経歴書をチェックすることを行っていなかった」と声を落とした。
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