東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

世界最大級客船 東京港お目見え 中にはスケートリンクも

 カジノやスケートリンク、シアターを備え「洋上の街」と称される世界最大級の豪華客船「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」(約一四〇、〇〇〇トン)が二十七日早朝、東京港に初入港した。薄暗がりの中に姿を見せた船は、夜明けとともに巨体を現して大井ふ頭(東京都大田区)に着岸した。

 全長が東京タワーの高さ三百三十三メートルに近い三百十メートル、全幅四十八メートルで、乗客定員は三千余人。バハマ船籍で、一九九九年の建造当時は世界最大だった。国内では長崎などに寄港しているが、東京湾に来るのは初めて。

 東京港に入った客船としては過去最大で、高さ五十二メートルのレインボーブリッジを通れないため、特別にブリッジ手前に着岸場所が用意された。日本人や中国人ら約九百人が上海から乗り込んでおり、下船した東京都大田区の柴田昭一さん(79)は「劇場付き大ホテルのよう」。川崎市の会社員村上利秀さん(51)は「スケートやミュージカル、カジノと遊び疲れた」と満足げに話した。

 船は三千余人を乗せて夕方出港し、五月三日に再入港する。

 

この記事を印刷する

PR情報





おすすめサイト

ads by adingo