大型豪華客船 東京港に初入港

4月27日 20時53分

全長が３００メートルを超える大型の豪華客船が東京港に初めて入港し、クルーズに出かける観光客はカジノや劇場などを備えた広々とした船内に驚いていました。

アメリカの船会社が運航する１３万７０００トンの「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」は、東京港に入港した客船としては過去最大です。
全長は３１０メートル、高さも６３メートルあることから、レインボーブリッジをくぐることができず、羽田空港に近い大田区の大井水産物ふ頭に着岸しました。
船内では入港を記念してセレモニーが行われ、東京都港湾局の多羅尾光睦局長が「日本で初めてとなるクルーズの発着港として東京港を選んでいただき光栄です」と歓迎しました。
船内には、１５００を超える客室に加え、カジノや劇場、さらに３層吹き抜けのレストランなどが備わっています。
早速、乗り込んだおよそ３０００人の観光客らは写真を撮ったりしていました。
結婚５０年の記念に夫婦でクルーズを楽しむという大阪の７５歳の男性は、「まるで街のような船内に驚いています。ゆったりとした船旅を楽しみたいと思います」と話していました。
この客船は午後５時に長崎に向けて出港し、韓国のチェジュ島などを経て、来月３日に東京に戻ってくる予定です。