2006年09月20日

  イチョウ葉エキスの抗酸化作用 (脳の血流を良くする)

  酸化は私たちが生命を維持していくうえで欠かせないものです。
 ところがその中のは、化学反応をおこしやすい過激な活性酸素(フリーラジカル)になるものもあります。 活性酸素は、環境汚染物質や農薬、ストレス、酒、タバコ、紫外線などによって体内に発生し、遺伝子を傷つけたり、脳細胞を障害したり、多くの病気をひきおこす原因になったりします。 活性酸素が体に害を及ぼすしくみは、分子レベルの話になってしまいます。 活性酸素の分子は、本来二つで対になっている電子が一つしかなく、非常に不安定な状態になっています。 安定を失った酸素分子は、体の中の自分以外の細胞分子からむりやり電子を奪って、安定した状態になろうと激しく活動しています。 電子を奪われた分子は、自分の安定を保つためにまた他の分子から電子を奪い、次々と連鎖反応がおこります。 物質が電子を奪われた状態を「酸化」といいますが、まさにこうして細胞の酸化は進んでいくのです。 この活性酸素(フリーラジカル)の悪影響は体のほとんどの組織・器官に及びます。
 皮膚が酸化すれば「シミやソバカス」となり、繊維組織が酸化すれば硬くもろくなります。 微量の活性酸素であれば、体内の抗酸化酵素などの物質が消去してくれますが、大気汚染やストレス、タバコなどによって大量の活性酸素が生み出されてしまう生活環境にあると、体内の機能だけでは対応しきれず、脳や心臓、血液などのあらゆる器官の細胞にダメージを与える可能性があるのです。
 イチョウ葉エキスの主成分である、ギンコライドやフラボノイドには、この活性酸素(フリーラジカル)を強力に除去する働きがあることがわかっています。 この効果はビタミンEよりも強力と言われています。 この抗酸化物質が2億5千万年もの間、存続しつづけているイチョウの強い生命力の原因の一つにもなっていると考えられています。

 資料は、熟読またプリントをされても結構です。


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