NHK富山県のニュース 富山放送局
高岡市でがれきの焼却始まる
東日本大震災で発生したがれきの本格的な処理を、県内で初めて行う高岡市で、27日からがれきの焼却が始まりました。
高岡市長慶寺にある高岡市環境クリーン工場では、27日午前8時から、岩手県山田町から26日に運び込まれた、約8トンのがれきの焼却が始まりました。
がれきは、一般のごみと混ぜられ、がれきの割合を5%以下にしたうえで焼却炉に投入されました。
高岡市は、放射性セシウムの濃度が1kgあたり100ベクレル以下の、木くずを中心としたがれきを1700トン程度受け入れ、ことし12月までに処理を終える計画で、1日平均で約7トンのがれきを焼却するということです。
がれきの焼却によって出た灰は、放射性セシウムの濃度が1kgあたり100ベクレル以下であることを確認して、市内の最終処分場に埋め立てるということです。
がれきの焼却が始まったのを受けて、高岡市は、空間の放射線量の測定を高岡市環境クリーン工場と、施設から2kmほど離れた4か所のあわせて5か所で行いました。高岡市によると、結果は1時間あたり0.06から0.10マイクロシーベルトと、ふだんとほぼ同じだったということです。
高岡市は、定期的に焼却施設の内部や周辺で空間の放射線量などを測定し、結果をホームページなどで公表することにしていて「安全性を確認しながら着実にがれきの処理を進めたい」としています。
04月27日 19時15分
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