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中世の傑作タペストリー 日本で展示へ
4月22日 5時29分

中世の傑作タペストリー 日本で展示へ
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中世ヨーロッパ美術の最高傑作の1つとされるタペストリー、「貴婦人と一角獣」が、40年ぶりにフランス国外に持ち出され、24日から東京・港区の国立新美術館で展示されることになりました。

パリのクリュニー中世美術館が所蔵する6面のタペストリー、「貴婦人と一角獣」は、西暦1500年ごろの作品とされ、鮮やかな赤を基調に貴婦人や一角獣、それにライオンなどの動物が細かく織り込まれています。
中世ヨーロッパ美術の最高傑作の1つとされていますが、今回、40年ぶりにフランス国外へ貸し出され、24日から東京での展示が始まることになりました。
展示を前に、パリでは先月まで、1年近くをかけて大規模な修復作業が行われ、2人の専門家がくりの木や藍などの自然の素材で染められた糸を使って、弱くなった部分を補強しました。
タペストリーにはウールと絹が使われていますが、特に貴婦人の衣服の部分などに使われている絹糸の損傷が激しく、念入りな修復を行ったということです。
修復を担当した専門家は、「日本の方々にはぜひ細かいところまでじっくりと時間をかけて鑑賞してほしいと思います。きっとたくさんの驚きがあるでしょう」と話していました。
「貴婦人と一角獣展」は、24日から7月15日まで、東京・港区の国立新美術館で行われ、続いて7月27日から10月20日まで、大阪・北区の国立国際美術館で行われることになっています。

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