ソフトバンクが主砲・ペーニャ再生に必死だ。今季はいまだ本塁打がなく、打率も2割3厘と低迷している。首脳陣は26日、iPadの動画で好調だった昨季との打撃フォームの違いを見せ、本人に課題点を指摘。さらにチーム内では温厚すぎる助っ人に対し、風貌を生かした“キレ芸”を駆使することが提案している。
大きな体をかがめ、小さな画面を食い入るように見つめた。練習中、藤本打撃コーチが助っ人に見せたのは2本の動画。チームトップの21本塁打を放ち、移籍1年目ながら好成績を残した昨季の打撃シーンと、今季のものを上下に分けて同時再生した。
動画を見ながら「昨年に比べて右ヒザが伸びきっているから、下半身が使えていない。右足の蹴りがない状態」という藤本打撃コーチの指摘を受け、ペーニャも納得。「違いが分かった」と手応えを口にし、前から感じていた不調の原因をしっかりと理解した。
ナインが「明るいし、いつもみんなに声を掛けてくれる」と口を揃える愛されキャラだが、今季は不振が続く。いまだ本塁打ゼロ。前日の日本ハム戦でも3点ビハインドの9回、一死満塁のチャンスで打席に立ったが期待に応えられず空振り三振。秋山監督も「ペーニャも上がってくるかと思ったけど…」と不振を嘆いた。
そんなペーニャが昨季のような活躍をするために、チーム内からは怒りを前面に出せという声が出ている。ある球団関係者は「ペーニャは人がよすぎる。内角をえぐられるような球を投げられても、相手投手の気持ちを考えて何もしない。あんな風貌なんだし、一歩でもいいから投手のほうに近寄ったりすれば、威圧感を感じて投げにくくなるはず」と注文。鷹投手陣からも「そういうパフォーマンスも必要だと思う。心理的な揺さぶりをかけられるし、投手によっては有効になる。絶対にやったほうがいい」。演技でもいいから相手投手を威嚇すべきだ、というわけだ。
実際、若手投手からは「もし自分が相手で、ああいう外国人選手に怒られたら、やっぱり次は内角などに投げにくくなる」という声が聞かれる。チーム浮上のためにも欠かせない、ペーニャの打棒復活。優しすぎる怪力助っ人だが、投手との心理戦を活用すれば昨季を上回る活躍も期待できそうだ。
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