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米ボストン・マラソンの爆破テロ事件で、ニューヨーク市(NY)のブルームバーグ市長は25日、チェチェン系の容疑者・ツァルナエフ兄弟が事件後、市中心部の繁華街タイムズスクエアでも爆破テロを行おうとしていた、と発表した。弟のジョハル容疑者(19)が供述。兄弟は車を乗っ取り、残った爆弾とともにNYに向かおうとしたが「ガソリン不足」のため、計画は未然に防がれたという。
容疑者兄弟は、ボストンに続き、NYの繁華街をも血の海に沈めるつもりだった。
ブルームバーグ市長は会見で、ジョハル容疑者が供述した内容を連邦捜査局(FBI)から得た情報として発表。同席したNY市警のケリー本部長によると、同容疑者は、ボストンでの犯行から3日後の18日、近郊で兄のタメルラン容疑者(26)とともにメルセデスのSUV車を乗っ取った。この時、兄弟はマサチューセッツ工科大で警察官1人を射殺し、逃走中だったとみられる。車の中で兄弟は、NYで新たな爆破テロを起こす計画を話し合ったという。
計画はその場での思い付きで、300キロ以上離れたNYに移動するには、ガソリンが不足していた。このため近くのスタンドで給油に停車した際、脅されていた車の持ち主が脱出して、警察に通報。その後、両容疑者の大追跡劇が展開され、タメルラン容疑者は当局に射殺された。
車には、ボストンで使われたのと同タイプの圧力鍋爆弾と5本のパイプ爆弾を所持していたという兄弟。もしガソリンが足りていれば、NYの繁華街で、第2の惨劇が繰り広げられた可能性もあった。ブルームバーグ市長は「彼らが到着していれば、テロを防げたかどうか分からない。その答えを出す必要がなかったことを感謝するばかりだ」と語り、「米国を憎む者や米国人を殺害したいと思う者にとって、ニューヨークは依然、主要な標的だ」とテロ対策を強化する意向を示した。
タイムズスクエアは大勢の市民や観光客でにぎわうNYの中心地。2010年にはパキスタン系米国人による、自動車爆弾を使ったテロ未遂事件もあった。ジョハル容疑者は過去に2度、同市を訪れたことが捜査当局に確認されており、昨年4月には、まさにタイムズスクエアでほかの数人とともに写真に納まっていた。当局の調べでは「NYでパーティーをする」という内容の兄弟の言葉を、乗っ取った車の持ち主が聞いており、これが新たなテロの相談だった可能性がある。
(2013年4月27日06時03分 スポーツ報知)
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