カープの新4番・広瀬が偉業を成し遂げた。26日の中日戦(マツダ)で、3打数3安打で迎えた8回の第4打席に中前への安打を放ち、日本新記録となる15打席連続出塁を達成した。試合も広瀬、梵、菊池の適時打で効果的に加点し、3ー2で勝利。先発・久本が5回1失点の粘りの投球で、広島加入後初白星。チームの連敗はストップし、最下位転落も免れた。
広瀬の勢いが止まらない。4回、一死一塁のチャンスで打席を迎えると中日・大野からセンターの頭上を越える適時二塁打を放って先制点を叩き出した。初回にも左前への安打で出塁していた広瀬はこの安打で1967年に山本一義氏が樹立した12打席連続を超え、球団新記録となる13打席連続出塁を達成した。
5回には二死二塁から2番手・岡田から右前打。走者がホームでアウトになったため、得点とはならなかったが南渕(ロッテ)高橋由(巨人)小笠原(日本ハム、現・巨人)が持つ14打席連続出塁の日本記録に並ぶ。さらに8回、中日4番手・武藤の低めの直球を中前へ。前人未到の15打席連続出塁を成し遂げた。
4番を務めていた主砲エルドレッドが戦線離脱し、23日のヤクルト戦から“代役”を務めている13年目の広瀬。「記録は意識していない。できることしかできないんだから、背伸びせずにできることを出していくだけ」と自然体を強調していたが、しっかりと4番の仕事をこなしながらの偉業達成となった。
先発・久本も粘りを見せた。初回から毎回、走者を出す厳しい展開だったが、要所では厳しいコースを突く気迫の投球。12日の中日戦では6回3失点と悔しい登板となったが、翌日には「『頑張っているな』と声を掛けてもらったりした。今、頑張っているからあることだと思う」と、古巣のナインや関係者から激励されたことで勇気付けられたという。
5回には四球と安打で二死満塁のピンチを背負って代打・森野に押し出し四球を与えて1点を失ったが、続く柳田を右飛に抑えた久本。自己最多となる137球の熱投で広島加入後、初勝利を挙げた。負ければ最下位転落の可能性もあった赤ヘル軍団だが、ベテラン2人の力によってこの危機を回避。この勢いに乗って連勝といきたいところだ。
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