ラミちゃんが窮地に追い込まれた。外国人選手として初の2000安打を記録するなど輝かしい実績を残しているDeNAのアレックス・ラミレス外野手(38)だが、最近の目にあまるザル守備ぶりに投手陣がプッツン。史上最高助っ人を“アイツ呼ばわり”し、スタメン落ちを切に願っていたのだ。そしてチームを率いる中畑監督もついに決断。26日の阪神戦の先発オーダーから「ラミレス」の4文字が消えた。
投手陣の堪忍袋の緒が切れたのは、1ー17と大敗した巨人戦(24日)のことだった。5回の阿部の打球を後逸したのを筆頭に、7回にはお手玉や左邪飛を一度グラブに納めてからポロリと落とすなど珍プレーのオンパレードとなった。
そして一夜明けた25日の試合前、名古屋市内の宿舎で行われた投手と捕手によるバッテリーミーティングで“異変”が起きた。この日はベテランの三浦ら選手からの申し出により、コーチ陣抜きで20分以上にわたり選手たちがそれぞれ思っていることをぶつけ合った。
その席上で批判の対象となったのが、これまで数々の拙守で投手陣の足を引っ張ってきたラミレスだ。関係者によれば、今月6日に外国人選手としては初となる2000安打の金字塔を打ち立てた最強助っ人が“アイツ呼ばわり”され、前日の試合についても「すでに広島なんかは、ラミレス(が守る左翼)を狙って打っている。あの守備がなければ1ー5の試合だった」との厳しい意見まで出たという。
肝心のバットも湿りがちでは投手陣からブーイングが上がるのも無理はない。偉業を達成して燃え尽きてしまったわけではないだろうが、指揮官の目に「2000本を達成してから覇気がなくなった」と映っているのも事実だ。そしてついに、投手陣の不満をくみ取るかのように、中畑監督は「ラミちゃんは疲れているから」とスタメン落ちを決定。阪神戦(26日)では代打での出番もなかった。
DH制で戦える5月19日の交流戦オリックス戦(京セラ)までは、ラミレスの起用に関して慎重になるという。人気者に対する大ナタで、DeNAは捲土重来を期す。
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