Hatena::ブログ(Diary)

GoTheDistance

2013-04-27

これは私の仕事ではないを貫き通すと、何もできない人になる

あんまりこのエントリの内容とは関係ないんだけど。

「これは私の仕事ではない」が強く言えない日本の職場 - 脱社畜ブログ

僕は幸いにも上記のような職場に巡りあったことはないので、頑張ってるアピールという言葉の意味していることもよくわからない。「働いている」姿勢を常に見せ続ける以外に自分が義務を果たしていることをアピールする手段がないという職場を知らない・・・。どこそこ?みなさんはそんな職場で働いているの?妄想じゃないよねこれ。僕の知る会社とあまりに違うので驚きました。

本題は別にありまして、「これは私の仕事ではない」を貫き通してしまうと、結局何もできない人材になる恐れが高いので留意しましょうということです。

これは僕の仕事ではないを繰り返していくと、ほぼ間違いなくマックジョブしか出来ない人になります。 最初から出来る事しかやらないことを繰り返せば、誰にでも出来ることしか出来ない人になるのは火を見るより明らかです。そうなってしまえば、その会社でのあなたの居場所というか存在感は無くなってしまい、任される裁量の範囲がどんどん狭くなるので、自分にしか出来ない仕事やこの場所なら自分は勝てるという場所が無くなっていきます。どこかで、自分の基準を上げる努力を求められる時が来ます。

もちろん仕事に自己実現など必要ないし最低限の事しかやりたくないのも全然OKでそれはそれで正しいのだけど、自分の仕事においてキャリアを切り拓きたいなら、「これは私の仕事ではない」が通せるのは、自分の仕事で居場所を作っている人だけだと覚えておいたほうがいい。寝言を言うなよ、自分で抱えられることが無いのにお前の仕事ってなんだよって突っ込まれちゃうよ。

どんな仕事にも責任は必ず存在するから、僕は「責任を負いたくありません」っていう人は何を言いたいのかよくわからない。責任のない仕事なんかない。コインの表と裏なんだから。責任の重さや程度は、当然立場によって違う。でも、刺身にたんぽぽを乗せることだって、ちゃんと載せるまではあなたの責任じゃないですか。責任を負いたくないって、要は自分が楽にこなせる以上の負荷をかけるなってという自己防衛の話なのかなと理解している。

こういったことを考えもしたことがない人が平気で社畜だ何だってとにかく会社組織を悪く言うのを見ると、社畜バカにも程があると思います。

自分の仕事でまわりに貢献できないのに他人の仕事を管理することは出来ないでしょ。だから、もちろん死なない程度に、自分で自分の仕事を抱える訓練を積まないとダメだと思う。マネージャーになれば、自分で他人の仕事の成果を抱えることになる。自分で抱える行為そのものはやっぱりリスクになるんだけど、何一つ自分で抱えられないのにリターンがあるわけないんだからさ。

Can you take it all away ?

匿名希望匿名希望 2013/04/27 04:26 GoTheDistanceさんの主張はごもっともだと思います。

ただ、「脱社畜ブログ」さんの言っていることとは次元が違うような気もします。
なので、全く咬み合わないという悲劇(笑)が起こってしまいます。


簡単に言うとこういうことです。

「脱社畜ブログ」さんの言っているのは
例えると、お客さんに料理を届けている人(居酒屋のホール)に対して、
「刺身にたんぽぽを乗せろ。料理を作れ」(居酒屋の厨房がする仕事)
と要求するのは良くないということだと思うんです。
(もちろん居酒屋によってはすべてをこなすことを求められることもあるかもしれません)


おそらく、GoTheDistanceさんの主張は、
「厨房の料理人の新人は、料理長から『刺身にたんぽぽを乗せろ』と言われて拒否するな。そんなことをしたら一人前の料理人なんかになれるか!」
ということだと思います。

つまり、専門性の範囲の問題だと思います。厨房とホールでは求められる専門性が大きく違います。
GoTheDistanceさんが言っているのは、厨房の中での範囲。
「脱社畜ブログ」さんが言っているのは、居酒屋全体での、広い範囲。
そこには様々な専門性(経営、ホール、厨房など)が存在します。
それをすべて同時にこなすなんて無理だと思います。


厨房の中での範囲の話しであればGoTheDistanceさんの主張はもっともだと思います。
ただ、その主張が通用する範囲は限られている、ということです。


「脱社畜ブログ」さんは、厨房の外も含めた、広い範囲の話をしているので、
GoTheDistanceさんと「脱社畜ブログ」さんは一生噛み合うことはないと思います。


GoTheDistanceさんは、入ってきたまだまだ青い若い新人は文句を言うなと言われてるんですよね。
確かにその通りです。スキルも専門性も経験も低いのに、
主張だけはするというのは、一番嫌われるタイプですね。

ただ、専門性が高く、15年のキャリアがあり、
高い給料で中途採用雇われた人に対して
新人はみんなやっているんだからと言って、「コピー取って」とか
専門性の全く違う仕事を無理やりやらせたりするのは、
ひどいコストの無駄、ということになります。

経営者であれば、「高い給料(時給)を払ってるのに、そんな時間の無駄なことをさせるなよ」
と怒り出しそうなことです。

ただ、日本では、業務の範囲がきっちり決まっていなかったりするので、
そういったものすごく無駄なことが、実際に起こっています。
「脱社畜ブログ」さんは、そこを問題にしているんだと思います。

会社畜生会社畜生 2013/04/27 06:29 元記事は、要するに外資と日本企業との比較でしょう。
外資は契約時に仕事内容をきちんとまとめてあって、線引きも明確。
その線を越えた仕事をしなくても責められる正当性は無い。
他方、日本企業は契約書に書いてない仕事でも会社のための仕事だからとやらされる。
経営者でもないのに経営者みたいな目線を持てと言われ、会社重視を徹底させられる。
会社員でも、労働者ではなく小間使いや使用人のような仕事までさせられるのが日本。
それを「成長するチャンス」とプラスに捉えるのは、ポジティブな生き方かも知れませんが…。
「契約外の仕事までやらされる」という、会社側が犯しているそもそものルール違反に対して咎めようとしないのは、「自分は社会構造全体に対しては無力だから」という諦念があるとしても、ネガティブな生き方と言えるのではないでしょうか?

hogehoge 2013/04/27 07:21 ヒント:これは僕の仕事ではない≠最初から出来る事しかやらない

通りすがり通りすがり 2013/04/27 08:57 前提条件がずれてるんじゃないですかね。
脱社畜ブログと、あなたの経験の論旨では。

aa 2013/04/27 09:33 「これは私の仕事ではない」を貫き通してしまうと、結局何もできない人材になる
お父さんが自分の靴下の場所をしらない理由がわかった気がした

高晋高晋 2013/04/27 11:17 仕事ができないという表現が、少し違和感を感じます。
おっしゃっている内容は、
「責任を取れるまたは責任を任せられる能力」のことではないでしょうか。

与えられた業務を正確に期日内に(少し期待を上回る形で)完了する。
これだけをやり、本来の職務外の仕事を全て拒否する人材は、
仕事ができないと表現すればいいのかというと、そうではないと思います。

今回の議論の本質は、オペレーターとマネージャーどちらを志向するかというものではないでしょうか。

オペレーターも仕事の責任はもちろんあると思いますがそれを超える責任を、
「丸投げと結果に対しての責任転嫁」の繰返しにより暗黙の内に背負わせるということは、
日本に限らず人間社会で非常に一般的に見られると思います。
マネージャーを志向するならば、上がって行きたいなら、それに応えて見せろ、ということで、それを乗りこえてマネージャーになっていく人もいたり、負けて去っていく人もいる。
ただ、一定の数の人材は、ずっとオペレーターでいいと考えている。
そのような人材は、本来の職務外の仕事と、責任転嫁を全て受け入れないとしても、
それは当然のことだと考えられます。

以前と異なり、現在の35歳以下の世代は、「将来いつか良くなるためにやる」という概念を全く持っていません。そのような状況では、オペレーター志向が増えることは無理からぬことではないでしょうか。

日本もこのような状況ですし、全ての人材を、マネージャー志向で行けとまとめて扱うのではなく、志向の多様化にある程度対応できるキャパを持ってもいいのではないかと感じました。

投稿したコメントは管理者が承認するまで公開されません。

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証