うめきた:大阪の巨大施設オープン 行列で30分繰り上げ

毎日新聞 2013年04月26日 12時37分(最終更新 04月26日 13時06分)

まちびらきをしたグランフロント大阪=大阪市北区で2013年4月26日午前9時27分、大西岳彦撮影
まちびらきをしたグランフロント大阪=大阪市北区で2013年4月26日午前9時27分、大西岳彦撮影

 JR大阪駅北側の再開発地域「うめきた」(大阪市北区、約24ヘクタール)の先行開発区域「グランフロント大阪」(約7ヘクタール)が26日午前、まちびらきを迎えた。商業施設やオフィス、ホテル、マンションが配された高層ビル4棟(延べ床面積55万6700平方メートル)の巨大施設をいち早く楽しもうとオープン前に約1000人の列ができたため、入場開始時刻を予定より30分繰り上げて、午前9時半にオープン。入場開始の合図とともに来場者はお目当ての店舗などに急ぎ、施設内はにぎわいを見せた。

 運営するグランフロント大阪TMOによると、午前11時まえの来場者は3万人。

 母親と子供と3人で買い物に来た兵庫県西宮市の主婦、桐畑奈美子さん(40)は「洋服店がたくさんあると聞き、どんなお店があるのか楽しみ。食事もしていきたい」と笑顔で話した。

 グランフロント大阪は三菱地所、オリックス不動産、積水ハウス、阪急電鉄など12社が開発した。商業施設の店舗面積4万4000平方メートルはターミナル駅に接する立地としては国内最大級の規模で、266のファッション店や飲食店が入居する。国内初出店が3店、関西初出店が72店集まったほか、周辺では最も面積の大きい「旗艦店」と位置づけるブランドも多い。

 新たな知識(ナレッジ)の創造を目指す施設「ナレッジキャピタル」(8万8200平方メートル)を設けたことがグランフロント大阪の最大の特色だ。大学・研究機関や企業の82施設を誘致し、研究者や消費者が交流することでこれまでにないアイデアや技術に結びつけ、新産業の創造を目指す。六本木ヒルズ、東京ミッドタウンは美術館やホールを配するなど、「文化」でまちの魅力向上を図ったが、グランフロント大阪は「新産業創造」をまちの活力に据える。

 また、グランフロント大阪でのサークル・地域活動を支援する「ソシオ」制度や、来訪者の行動履歴からおすすめ情報を提供するシステムも設けられ、ソフト、ハード両面で新たなまちづくりの試みが始まる。

 「うめきた」は1874(明治7)年から今年3月まで、鉄道貨物の拠点だった。1987年の国鉄分割民営化で売却方針を決定、2006年に先行開発区域の事業主体を選び、10年3月に着工した。

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