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【グラニュース】


闘莉王、広島・寿人を挑発

2013年4月27日 紙面から

広島戦での活躍を誓った闘莉王=トヨタスポーツセンターで(宮崎厚志撮影)

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 名古屋グランパスのDF田中マルクス闘莉王(32)が26日、昨季MVP&得点王の広島FW佐藤寿人(31)に対し、挑発とも言える挑戦状をたたきつけた。27日の瑞穂陸上競技場での広島戦を前に「寿人はいつも逃げる。オレのところで勝負してくれたほうが、わかりやすい」と発言。Jリーグ最強のDF対FWの対決で黄金週間初戦を盛り上げつつ、寿人完封、初ゴール、勝利という代表復帰への最高のアピールを実行する。

 昨季2度のロスタイム弾を浴びた因縁の相手との再戦を前に、グランパスの闘将がほえた。長年しのぎを削ってきた佐藤について問われると、せきを切ったように熱い思いをあふれさせた。「寿人はいつも逃げる。サイドに流れて1タッチでのシュートを狙う。FWとしてはいい逃げだけど、オレの近くではやらない。オレのところで勝負してくれた方が、わかりやすい」。

 センターバックとセンターFW。本来ならぶつかり合い、しのぎを削りあうポジションだ。しかし変幻自在の動きを見せる佐藤は、1対1の守備に絶対の自信を持つ闘莉王には、まともに仕掛けてこない。もちろん、チームとして抑えれば問題はないのだが、闘莉王にはジレンマがある。「勝負されないと何もできない。攻撃も含めて、そろそろちょっと考えないと。それしかないからね、オレには」。

 頭にあるのは、熱望する日本代表復帰だ。5月下旬には最終予選突破のかかるオーストラリア戦、さらにコンフェデ杯へと続く長期の代表活動が始まる。ここでメンバー入りするためには、この1カ月間のJリーグが最後にして絶好のアピール機会。広島戦には、ザッケローニ監督の腹心・コラウッティコーチも視察に訪れる。

 「そろそろ結果を出さんと、オレも。勝って、点も取る。そのくらいのつもりで。チャンスは少ないけど、呼び込む」。同じく代表復帰を狙う佐藤を完封し、今季リーグ戦初ゴールを奪い、昨季王者に勝つ。圧倒的な実力を知らしめるのに、これ以上のシナリオはない。 (宮崎厚志)

◆楢崎、ロスタイム被弾「なしにする!」

 昨年2度の後半ロスタイム被弾という因縁の広島に対し、守護神の楢崎が『ノーモア・ロスタイム弾』を掲げた。「去年は集中力の問題もあったし、戦い方の問題もあった。自信をなくしていた時期もあった。終了間際にやられるとダメージはでかい。もうそういうのはなしにしたい。上にくらいついていかないと」。20日のリーグFC東京戦、24日のナビスコ杯鹿島戦と連敗した悪い流れを、ホームでの王者打倒で断ち切る。

 

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