この子たちは学園祭だから特別に集まっているだけで、普段はべつべつに登校してるはずだ。何故かというと
ここは俺の通学路でもあって、この3人の姿は見たことないから。昨日の会話を聞いていてもお互いのことをあ
まり知らなさそうだったしな。
 マユミちゃんの後ろに立って、まずは「動かないで」と命令しておく。歩かれたら大変だ。始業まではまだ時間があるし、しばらくはこうしていても大丈夫そうだ。
「明日からいよいよか~、ウエイトレスのバイトやっておけばよかった~」
「マユミは器用そうだからすぐ慣れると思うよ。それより心配なのは……」
 長髪の子が短髪へと視線を向ける。それを受けた短髪がむっと頬を膨らませた。
「ちょっとそれどういう意味かなー?私はこう見えても結構気が利くんだから」
 この会話を盗み聞きしているだけでも面白い。マユミちゃんとこの2人……、そういえば名前はなんて言うん
だろう。
「名前教えて」
 首にかけていたメガホンで2人に呼びかける。
「私はアオイ」
「私はマコト」
 えーっと、長髪の子がアオイで短髪がマコト……。よし覚えた。
 もちろん今の本人たちの発言も気付かれないので、誰も不思議がる子はいない。
 エロい事ではないのに、今の行動だけで興奮してきた。いいなりってのはいいもんだ。
 じゃあ一気に飛躍してみよう……。メガホンを手に取り3人の前に回り込む。一回深呼吸。もう一度肺に空気
を流しこんでから、一気に言い切った。
「3人ともスカート捲れ!」
 その言葉を言い終わったと同時に3人の手がスカートの裾に伸びた。ゴクリと唾を飲む。彼女たちはほぼ同時
にスカートを捲り上げ、そろそろと股辺りまでの高さに上げた。だがそれじゃあよく見えない。
「……もっと上げろ」
 掲示板上でがっつきすぎて引かれた記憶が蘇ったせいで、少し声が小さくなってしまった。だけどその声は届
いているようで、彼女たちはもっと高くまで裾を上げた。
「おおっ、この光景は凄い……」
 驚きと言うよりも感嘆だった。人通りの多い路上で女子3人が笑顔でパンツを見せてくれている。夢にも思わ
なかったシチュエーションだ。
 パンツから伸びるスラっとした太ももに目が釘付けになる。
「でもまさか私もウエイトレスに抜擢されるとは思わなかったよ。マユミやアオイならわかるけどさ」
「アンタも意外と男子に人気あるからねー、意外と」
「もう、一言余計だよ」
 アオイちゃんの言葉に再び頬をふくらませる。上半身だけ見ればなんら変りない女子の会話だけど、下半身は
そうもいかない。右から、パンツ、パンツ、パンツと目もあやな光景がひろがっている。
 この状況に言及する人は周りも含めて誰もいない。本人たちは片手でカバン、片手でスカートの裾を摘んで学
園祭について楽しげに話している。マユミちゃんがアオイちゃんに話しかける。
「ウエイトレスのコスプレするのもちょっと楽しみなんだー」
「私もー。今日やっと試着できるから早く学校行きたいね」
 そういえば、さっきから聞こえる単語から想像するとこの子達のクラスでも喫茶店をやるみたいだ。俺と同じ
か。俺のクラスのウエイトレスの中には那奈がいる。後で学校に行った時に見てやろう。
 俺はマユミちゃんの後ろに回った。昨日は制服の上からだったが、今日は……。
 生で揉んでやる。
 俺はマユミちゃんの制服を捲り上げて、ブラジャーを露わにさせた。縁にフリルをあしらったもので、パンツ
とお揃いだ。ブラの上からぎゅっとおっぱいを掴むと、カップから零れ落ちそうになる。
「すげえ柔らかい……、直接揉んでもいいよね?」
「でも喫茶店に決めるの結構大変だったよね。最後まで焼きそば派と揉めたもん」
「おっぱいの方も揉めてるよ」
「うんうん、焼きそばも良かったんだけどね。多数決でギリギリ勝つまではハラハラしたよ」
 マユミちゃんとマコトちゃんの会話の間に割り込んでみた。気付かれないってのは言い換えれば無視されるっ
て事だよな。これも悪くない。実は自分には隠されたM心があるのかもしれない。
 ブラを上にずらすと、抑圧から解放されたのを喜ぶようにぷるんと胸が弾けでた。大きな膨らみの中央に、綺
麗なピンク色の乳首。初めて見る……。
 乳輪を両手の人差し指でなぞってみる。前から一度やってみたかったことだ。
「お客さんどれくらい来てくれるかなー、他のクラスでも喫茶店やるみたいだから心配だな」
 存在が消えているということは、この感覚も伝わっていないはずだ。マユミちゃんは未だ平然とした顔で会話をしている。顔と胸が別々の人間のように見える。
──ちょっと試してみよう。
 一度おっぱいから手を離して代わりにメガホンを取る。マユミちゃんに向けて声を発した。
「感じてみて。声も出していいよ」
 これに対してはどういう反応をするのか気になる。
 そこが元の居場所であったかのように、俺はマユミちゃんのおっぱいに手を伸ばした。
 すると……。
「あぁっ……!んっ……。そうかな……、家は……、2日ともお母さんは来てくれるみたいだけど……、ッ……
皆はどう?……んぁっ」
「私のところは水曜は来てくれるよ、マコトはどうなの?」
「無理かなー、土日なら来れたんだけどね」
 なるほど、これもスルーか。俺の関わったことは全て「無視される」って事でいいんだな。
 もうちょっと激しくいじって見ることにする。
 マユミちゃんの乳首はだんだんと硬さを増して、こりこりとした感触に変わってきた。指先で隆起を摘んで引
っ張ってみる。
 女の子の乳首ってこんなに硬くなるものなのか。しっかりとした感触にちょっと驚きだ。
「うんっ……!!あぁ……、はぁ……はぁ……。そうだよっ……ねえ……。平日じゃなかなかっ……!来れない
もんね……!!」
 日常会話の合間に吐息が混じり始めた。顔を覗きこむと、頬を赤く染め、僅かに艷っぽい表情になっている。
 俺の愛撫に対しての律儀な反応だ。だけど、マコトちゃんやアオイちゃん、それに周りの人はまるで意に介さ
ない。それが当たり前の光景であるかのように笑みを浮かべたままだった。
「んっ……、あふっ……!はうっ……、ぅんっ!あぁ……!!」
 次第にあえぎ声の割合が多くなっていき、ついに嬌声のみとなった。指で勃起を弾く度に、甘い息遣いが漏れ
出る。この空間には、俺とマユミちゃんだけしかいないような錯覚を覚える。
 マユミちゃんの体が熱い、俺の体も熱い。お互いが密着していることでかなりの熱が生まれている。
「んっ、ふぅっ……あぁ!んっ!!はぁうっ……!!」
 このままイカせてもいいけど、もうちょっとオプションがほしい。
 片手でメガホンを掴んで口元に持っていく。
「マコトちゃんとアオイちゃんもおっぱい見せて」
 2人は言われるがままに制服の裾を捲り上げ、ブラを露わにさせた。そのブラも上にずり上げ完全におっぱい

を露出させる。

1b

 アオイちゃんは想像通りの綺麗なおっぱいだっただ、マコトちゃんは予想外の大きさだった。着痩せするタイ
プなのかもしれないが、目算よりはるかに大きなおっぱいだ。
「ねえマユミー、そろそろ行かない?」
「うん……あっ!!うっ……、ふぅ……はぁ……、んん……ッ!そうだね……そろそろ行こうか……」
「その前にこっちをイカせてあげるよ」
 アオイちゃんの問いかけに吐息混じりの答えを返した彼女の胸を激しく揉み上げる。手の中で暴れるそれは意思を持った動物のようだ。指の間から肉が溢れて、巨乳だということを存分に感じさせてくれる。
 時折マコトちゃんやアオイちゃんのおっぱいを見つつ、更に手の動きを早めていった。
「あっ……、うっ……ッ……!うぁっ……!ひっ、うあっ!んんあんんんっ!!」
 マユミちゃんは顔を俯かせて悶えている。俺の股間は痛い位膨張していた。その膨張を彼女の体が押さえつけ
てきて、こちらも身悶えするほどの快楽が襲ってくる。
「……ッ、ぅああっ…ッ!!ひゃあっ……!んあっんんん……、ふぁッ!!」
 俺の腕の中でもぞもぞと動くマユミちゃん。その度に膨張が擦られていきそうになる。
「あと20分しかないよ。早く行かないと」
「えっ、もうそんな時間!?」
 まずい、もうそんな時間か。なら一気にケリをつけよう。
 手の中に収まり切らない2つの膨らみを必死にこね上げていく。がむしゃらに、乱雑に。それでも彼女はあえぎ声を上げ続ける。大通りに嬌声が響きわたるがそれは俺にしか聞こえていない。
「あああ…ああ……あっ!う…ぅぅぅあ…ぁ……!んん………!」
 そろそろか……。
 いっそう激しくマユミちゃんの体が打ち震える。絶頂を告げていた。
「あぁ…ぁっううううぅう…ふう……!んんん…っあ…!ああ………ぁ!ああ!あぁあっああああぁっ!あぁぁ
ああっ!」
 マユミちゃんが腕の中で脱力する。イッたか……。
「よし……、行こう……はぁ……はぁ」
 登校させる前に疲れさせちゃって悪いな。もう開放して上げよう。
 マユミちゃんだけ中腰で肩で息している。よっぽど疲れたんだ。
「皆服を戻して……」
 言おうとしてやめた。最後にもう一つやっておこう。
「3人ともパンツ頂戴」
 3人のパンツを脱がせて回収した。これはコレクションにしよう。ポケットに詰め込んで今度こそ終了だ。
「服を戻して行っていいよ」
「さっ、急がなくちゃ」
「ダッシュダッシュ!!」
「マユミ、アオイ、待ってよ!!」
 俺は3人のノーパン女子の後ろ姿を見送った。


(本編より一部抜粋)