◇フジサンケイ・レディス<第1日>
第1日、2番でティーショットを放つ表純子=静岡・川奈GC富士Cで(市川和宏撮影)
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▽25日、静岡県・川奈GC富士C(6367ヤード、パー72)▽晴れ時々曇り、気温22・9度、風速5・9メートル▽賞金総額8000万円、優勝1440万円▽108選手(うちアマ4人)▽観衆1606人
岡本綾子軍団の主将的存在で、今季シード最年長の表純子(39)=中部衛生検査センター=が、6バーディー、3ボギーの69で、首位に1打差の5位発進。尾崎将司のエージシュートにも刺激を受け、2005年以来のツアー3勝目に挑む。首位は4アンダーで韓国のイ・ナリら外国人勢4人が並んだ。2週連続Vを狙う佐伯三貴(28)=日立アプライアンス=は表とともに5位につけた。
今を時めく岡本綾子門下の旗頭にして、今季ランキングシード選手の最年長。プロ13年目の表が、研修生時代から自宅を構える静岡で、8年ぶり3勝目へ向け1打差発進だ。
今季は開幕直前から師匠に「(門下で)一番仕上がりがいい。彼女が先頭に立っていい結果を出して、後輩たちを引っ張ってくれたら最高」と、お墨付きと期待を寄せられている。課題はパットだったが、この日はさえた。
2番で3メートルを決めたのを皮切りに、4、5番でそれぞれ1メートル、後半は12番で5メートル、14番で4メートル、15番では16メートルの長いバーディーパットを沈めた。前々週にパターグリップを太いタイプに替えて握りやすくなり、テークバックを真っすぐ引けるようになったという。
前日飛び込んで来たジャンボ尾崎62のニュースも起爆剤になった。「用品契約メーカーが同じだし、私もまだまだ頑張ります」。岡本からも「私が米ツアー賞金女王になったのは36歳。表もまだまだ老け込む年じゃない」と言われている。
森田理香子、服部真夕ら後輩の躍進が目立つ門下で、一人年の離れたまとめ役。しばらく応援隊長を務めてきたが、最終日は妹たちの待ち受ける18番グリーンでウイニングパットを決めてみせる。 (月橋文美)
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