野犬退治が最優先課題となった佐藤(左)。右は坂田=東京・新宿の協栄ジムで
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WBC世界スーパーフライ級王者佐藤洋太(29)が26日、敵地タイでの同級8位シーサケット・ソールンビサイ(26)との3度目の防衛戦(5月3日)に向け、所属する東京都新宿区の協栄ジムで最終調整。ジムの先輩で元世界王者の坂田健史氏との3ラウンドのスパーリングをした。リミットの52・1キロまで700グラムと減量も順調だ。
現地のプロモーターから飛行機のビジネスクラスを用意された佐藤は「人生初のビジネスクラス。機内食も楽しみ。飛行機の中で飲むコーラも格別。機内で2キロちょい増えて、タイ到着時に3キロオーバーでも想定内」と余裕の表情。
しかし、新たな問題も。試合会場のタイ・シーサケットには野犬がたくさんいるという。「タイで試合をしたボクサーが『田舎には野犬がいっぱいいるから、ロードワークの時は気をつけた方がいい』って。逃げたら追いかけてくるから威嚇しないと」と思案顔。まずは野犬退治が優先課題だ。 (竹下陽二)
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