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【プロ野球】

Gり貧5安打

2013年4月27日 紙面から

◇ヤクルト4−2巨人

 ヤクルトが今季2度目の3連勝。石川は7イニング4安打2失点で2勝目。打線は1回にバレンティン、宮本、武内の適時打で3点を先制。7回はミレッジの内野安打で1点を追加。巨人は連勝が3で止まった。

     ◇

 巨人は25日までのDeNA3連戦で40安打、30得点。そんな抜群の破壊力が東京へ戻った途端、消え失せてしまった。敗戦の瞬間、原監督は三塁側ベンチを真っ先に飛び出した。ヤクルトのエース・石川を攻略しきれず、連勝は3でストップ。指揮官は悔しげな表情をみせたまま、神宮のフェンス沿いを歩き続けた。

 「初回ですね」。まずホールトンの立ち上がりに苦言を呈した。だが、それ以上に情けない人間がいた。長野だ。3打数無安打。指揮官の眼には打席での内容の悪さが浮かんでいた。象徴が1点差に追い上げた直後の7回2死満塁。石川が2球目に投げた外角高め、130キロ直球を簡単に打ち上げて捕邪飛。一打逆転の思いは幻となった。その裏の守備で、長野はベンチに下がった。

 「なんとか長野が…。あそこで違う凡打があると、違ってくるけど」と原監督。23日にも「彼はレベルの高い柱である選手。凡打の内容も挙げないと」と明言していた。しかし、この日も好機で凡退。打率2割台前半にあえぐ男への懲罰色の強い交代は、奮起を願う原監督の愛のむちだった。

 もちろん、試合後の長野は猛省。「僕が1本打っておけば勝てていた」。唇をかみしめながら、ベンチの意図をかみしめていた。 (川越亮太)

 

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