「靖国参拝に拉致被害者家族が落胆」発言で苦境に追い込まれる民主党・徳永エリ参院議員に、思わぬところから「応援」の声が出た。韓国の大手誌・中央日報だ。
「靖国参拝の不当性を主張した民主党の徳永エリ議員は罪人扱いされた」
2013年4月26日配信の「安倍首相、ブレーキのない極右疾走」の中で、中央日報は安倍晋三首相の「歴史歪曲発言」を批判、逆に徳永議員を擁護した。
「拉致被害者の家族の方々は、実は非常に、まあマスコミベースの話ですから、今ご説明を受けて、少し誤解をしているところもあるかもしれませんけれども、落胆をしているという声が聞こえてきています」
24日の参院予算委での徳永議員発言は、中国・韓国との関係悪化を招く閣僚らの靖国参拝を批判したものだったが、攻撃の矛先はすぐに自らへ向かうこととなった。
痛かったのは、安倍首相らの「どなたがそれを言われたか、ちゃんとしていただかないと」という反論に答えられなかったことだ。安倍首相はこの発言を、ついには「捏造」という言葉で批判した。「同僚議員から聞いた」とブログで釈明したものの、25日には拉致被害者家族連絡会も、落胆している家族会メンバーは確認できない、安倍首相の対拉致政策は支持している、との声明を出し、さらに追い込まれる形に。
批判の嵐が吹き荒れる中、メディアの中でほぼ唯一擁護論を唱えたのは中央日報だ。同紙は激しいヤジに見舞われた徳永議員の様子を同情的に紹介、さらに件の発言に対する安倍首相の反応も、
「安倍首相は目をむいて『ぜひその人の名前を言ってみてほしい』と威嚇した」
とややオーバーに描写してみせた。
「もう民主党は社民党化してます。とゆうか北朝鮮労働党の友党だった社会党でしょうか。恐らく、テレビニュースでは報道しないであろう民主党の醜態をYOUTUBEでご覧ください」
「はっきり言います。徳永議員は嘘をついている。拉致被害者をこんな形で利用するのは許せません。誰が言ったのかと聞いた時の彼女の狼狽が何よりその嘘を証明しています。やはり民主党は息を吐くように嘘を言うのか?」
一方安倍首相はフェイスブックで、異例の激しい表現で徳永議員を批判している。これには民主の有田芳生参院議員から、
「一国の首相がこんな断言をすることは異様だ。拉致問題の対応について被害者ご家族のなかには、安倍政権に強く期待する方もいれば、不満を口にする方がいるのも事実である」
との反論も出ているが、コメント欄は、3000件近くの「熱い」安倍支持の声で埋め尽くされている。
「この徳永という女、最悪ですね! それに比べて阿部首相(※ママ)の毅然とした言動はすばらしい日本の真の首相の姿です。後は首相の靖国参拝だけです」
「民主党には本当に頭に来ます!売国奴党に改名して欲しいです。靖国神社参拝を国会で言うこと自体問題外です」
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