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最終更新:2013年4月27日(土) 1時16分

淡路島6弱の緊急地震速報、約3割「何かわからなかった」

 今月、兵庫県・淡路島で起きた最大震度6弱の地震をめぐり、気象庁が緊急地震速報に関するアンケートを行った結果、緊急地震速報を受けたおよそ3割の人が「何だかわからなかった」と回答したことがわかりました。

 今月13日、兵庫県・淡路島で最大震度6弱の地震が起きた際、気象庁は兵庫県や大阪府など西日本の2府14県に緊急地震速報を発表しました。

 西日本の多くの地域では、今回の緊急地震速報が導入以来初めての速報だったため、気象庁が緊急地震速報に関する緊急調査を行いました。

 気象庁によりますと、今回の調査は緊急地震速報が発表された地域の20歳から60代の男女2000人を対象に行われ、緊急地震速報に関する18の質問に答える形で行われました。

 「緊急地震速報を受けた時、どう感じたか」という問いには「何かわからなかった」と答えた人がおよそ3割に上り、「何をして良いかわからなかった」と答えた人と合わせると半分近い45%いたことがわかりました。

 また、緊急地震速報を受けた際の対応については、およそ20%の人が「様子を見た」と答えるなど適切な対応がとられていない状況が明らかになりました。

 今回の結果をふまえ、気象庁は「今後、調査結果の詳しい分析・考察を行い、緊急地震速報の普及活動に役立てたい」としています。(26日22:04)

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