ランキング10位までを過去101年分さかのぼったのが表2である。変遷が見やすいように、各時代の1位を色づけしてみた。これまで見てきたプロセスをより詳細に検証できる。
■「明美」のトップ10入りは昭和32年
女性名の“子離れ”の先駆けとなった「明美」の推移に注目してみよう。
「明美」が初めてトップ10入りしたのが昭和32年(1957年)のこと。それまでは「~子」という名前がトップ10を独占し続けていた。やがて「明美」は徐々に順位を上げ、昭和40年(1965年)に首位に上り詰める。
■「~子」は昭和60年の「裕子」が最後
さらに、「真由美」「由美」「直美」など「美」が付く名前がそれに前後するようにジワジワと勢力を拡大し、ついに昭和60年(1985年)に10位だった「裕子」を最後に「~子」という名前がトップ10から完全に姿を消す。そんなプロセスをたどったわけだ。
増田明美、三沢あけみ、石井明美、千昌夫
女性の名前から「子」という字が少なくなってきたという話をよく耳にする。人によっては「~子という名前はやや古臭いイメージ」と感じることも少なくないようだ。
■「~子」はやや古臭い?
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前回に続いて、今回は米国の名前の流行の女子編。
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