米政府、シリア・アサド政権が国民に「サリン」使用と認める
アメリカ政府が25日、シリアのアサド政権が、国民に対して化学兵器「サリン」を使った可能性が高いことを初めて認めた。
ヘーゲル国防長官は25日、「アサド政権が、シリア国内で、化学兵器としてサリンを使用した可能性がある。化学兵器の使用は、アメリカにとって我慢の限界だ」として、厳しく非難した。
一方で、化学兵器が使われた可能性を示す根拠については、「一部は生理学的なサンプル」と言及するのにとどめ、「どのような状況で、どのように使われたかは、確認できていない」としている。
オバマ政権の、アサド政権に対する政策が、より強硬なものになる契機となるかが注目されている。