【11/21】韓国併合100年にあたりヘイトクライムを考える
昨年12 月京都の朝鮮学校に「在特会」を名乗る日本人が集団で押し掛け、暴言暴行の限りを尽くし、小学生に恐怖を与えるという事件が発生したことは記憶に新しい。憎悪を煽る犯罪=ヘイトクライム(憎悪犯罪)の典型である。今年に入ると、高等学校の無償化制度の発足にあたり、朝鮮学校のみをその対象から外すというあからさまな差別政策が政府の手によって行われるという事態となった。このような事態が続けば、日本の民主主義ひいては社会そのものが壊れてしまうこととなろう。
長年にわたり在日朝鮮人の人権保障に取り組んでこられた前田朗さんに現状をお聞きし、われわれの今後の課題を確認し合いましょう。
いま在日朝鮮人の人権は
韓国併合100年にあたりヘイト・クライムを考える
日 時 2010年11月21日(日)午後2時開始
場 所 千葉県教育会館(6F) 608号室
(千葉市中央区中央4-13-10 )
http://www.roudouanzen.com/annaizu/annaizutibakyouikukaikan.htm
京成千葉中央駅より徒歩10分
JR千葉駅より徒歩15分
JR本千葉駅より徒歩10分
講 師 前田 朗さん(東京造形大学教授 専攻:刑事人権論)
資料代 500円
主催:平和への大結集・千葉
http://www.xn--x41az7v.jp/~daikessyu/
連絡先 千葉市中央区中央3-15-6 渚法律事務所内 ℡ 080-2042-5625
【ご意見板】23 件の書き込みがあります
東京造形大学ってデザイン学校の大学版みたいな名称だけど、変わった専攻があるんですね。
朝鮮学校に無償化を適用する行為こそがヘイトクライムだと思うな。
朝鮮学校はその教育内容に問題のある北朝鮮系各種学校ですよね?それの無償化が問題視されても仕方ないですよね?在特会の行動すべてを肯定しませんが、今の民主党政権の対応はいかがなものかと思いますな!さらに韓国併合と絡めてくるあたり胡散臭いと思います。韓国系の韓国学校はちゃんとわが国の教育システムの中にあるものと聞いてます。韓国系の学校は日本のシステムに折り合い付けてるのに北朝鮮系はどうなのと思いますな!韓国フリゲート撃沈事件以来の北朝鮮の動きが胡散臭いだけに北朝鮮とそのシンパの対日工作の一つと思ってしまいますな!あっ間違えた、シーアイエーの「陰謀」かな?北朝鮮の偉大なる将軍さまはお家の跡目争いの収束に忙しいんでしたっけ?
>韓国フリゲート撃沈事件以来の北朝鮮の動きが胡散臭い///
北朝鮮は、いつだって「うさんくさい」のじゃありませんか?
でも、うさんくさくないクニなんて、あるんですかね、地球上に。
程度問題でしょうか。
あの「天安」沈没事件だって、事実関係がわからないうちから米軍主導で韓国が
北朝鮮の仕業だと断定して、韓国内でも異論がたくさん出たのに、
日本で、米韓の言い分を無条件で信じてキーキー騒いだ人たちがいましたね。
いまだに事実関係は「謎」のままです。
いまでは韓国政府は、アノ「事件」は、もう忘れたように、北の経済利権を守るために
関係修復を図っているみたいじゃありませんか。
北の王朝は、中国を見習って「独裁資本主義」に舵を切るしかない、と
なんとか軍部強硬派を押さえ込んで、三代目をお披露目したのでしょう。
つまりは「軍事は経済の奴隷」なのだと思いますよ。
しかし、軍人というものは、「戦争」の影が消えたら失業するから、
どこのクニの軍関係者も(いわゆる死の商人も含む)、ときどき
「国家観の憎悪」を煽る行動を起こすのですね。大昔からの常套手段です。
「国家観」ではなく、「国家間」です、失礼しました。
日中歴史共同研究の中国側委員であった徐勇北京大学教授などが中心になって、1895年日清戦争の下関講和条約は、帝国主義的不平等条約であるから無効であり、いま問題になっている尖閣諸島も含め、同条約で台湾が日本に割譲された結果うやむやになった琉球領有権も、宗主国であった中国にあると主張しはじめています。
しかし、この下関条約無効論は沖縄に限らず、朝鮮半島の独立にも関わってきます。日露戦争ののち1910年に日本に併合されたとはいえ、日清戦争の結果で朝鮮は清朝から独立が認められているからです。
なお、清朝冊封下の朝鮮が欧米日帝国主義列強の苛烈な植民地支配と異なった「東洋王道」の牧歌的な関係であったか、といえば、そうとも言い切れません。北洋大臣李鴻章の配下で朝鮮駐屯軍の司令官であった袁世凱は、旧態依然の外交感覚しか持ち合わせない北京朝廷と異なり、列強の外国支配について注意を払っていました。袁世凱は李朝政府から東学党の乱鎮圧のために出兵要請されたのちは、清朝の朝鮮支配をより欧米列強的な宗主国と植民地関係にするために関税管理など近代的植民地に変容させていきます。もし日清戦争で日本が負けていたら、朝鮮半島は袁世凱の近代的植民地にされていたでしょう。
さて、下関講和条約無効論が朝鮮独立の無効につながるとしたら、高句麗を中国東北の地方政権だと位置づけた東北工程と共に、朝鮮は中国の一地方にすぎないという理屈も成り立つでしょう。
中国は北朝鮮で将軍様の三男を擁立して権勢を高めている張成沢氏のバックについています。将軍様の妹婿である張成沢氏は、中国式改革開放を進めたい経済官僚ですが、国際的な経済制裁を回避するため、中国朝鮮族を会長に据えた投資集団「大豊国際グループ」を作り、表向きは香港に拠点を置く投資会社として、中国から多額の開発投資を受け入れることに成功しました。
この見返りに、羅津・先鋒経済開発区は日本海への出口のない吉林省など中国東北部の貿易港として50年間の租借が認められました。また、北朝鮮国内の主要な鉱山はすでに中国に押さえられているといいます。中国政府は東北開発プロジェクトにより、長春から延辺自治州を経て羅津に至る高速道路や新幹線建設を進めています。今年に入り、2度に渡って異例の将軍様ご一行の中国訪問が行われた際に、吉林省を中心に視察をして帰国したルートがこれに重なります。
こうした中国の動きを、スウェーデンのストックホルム大学アジア太平洋研究所の池上雅子教授は、かつて関東軍など日本による満州国の傀儡支配に準えて「擬似満州国化政策」と名づけています。それは、 かつての日本の満州国政策が「資源開発の為の大型経済インフラ投資・経済的利権を守る為の軍事介入・傀儡政権の擁立などによる政治社会的併呑」に特徴づけられ、現在の中国政府が、国際的に孤立した独裁政権である北朝鮮とミャンマーに取っている政策に重なるというものです。
まあ、北朝鮮の国民にとって、いくら民族的覚醒を宣伝されても60年以上「白飯とスープ」すらお預けにされたままの独立国でいるより、中国による「国境なきグローバル経済化」の中に飲まれて温かい食事と暖かい住居だけは保障された植民地の方が数段マシかもしれません。
しかし、見過ごしにできないのは、ノムヒョン政権や親北団体に妨害され、現政権になって公開が許された韓国映画「クロッシング」にも描かれた脱北者の非人道的な状況です。
今年に入って韓国に入国した脱北者はすでに2千人を超え、総計で2万人を超えました。中国国内には数十万人に上る脱北者が当局の摘発を恐れて身を隠していると言われます。しかし、最近では、脱北者の9割が若い女性、その8割が人身売買などの性的被害に遭っている悲惨な状況下にあるとフランスのAFP通信が告発しています。それによれば、中国と北朝鮮の公安が結託しており、中国の嫁不足に悩む東北地方農村で結婚紹介の相談を受けたブローカーが、北朝鮮国内のブローカーに伝え、容姿など条件にあう北朝鮮女性を見つけて言葉巧みに脱北を誘い出して中国に売り飛ばす、というものです。これは、国境警備隊も金をもらってスムーズな通過を許しており、いまややむにやまれずというより「騙して連れてくるスマートな脱北」こそが中朝国境の主流になっているというのです。
天安艦事件がどうの、騒がれることは多いですが、このような状況を問題にされた方は、日本であったでしょうか。
こうした状況でさえ「国境なきグローバル経済の結果だから甘受せよ、日本は関係ないだろ」といわれるならば、私は「そうですね」と引き下がるしか術がありません。
ピースボート出身の女性弁護士「土井香苗」さんが、中国や北朝鮮に限らず世界中の人権侵害について、精力的に調べて告発しています。
先日も、朝日ニュースターの自分の番組に、脱北者と名乗る女性を招いて、北朝鮮でいかにひどい目にあったか、という生々しい話を聞きだしていました。
あれを信じるかどうかは、聞く人次第でしょうが。
「人権問題」と、「国境なきグローバル経済」という現実は、絡めて話すと、議論が混乱すると思いませんか、青木岳陽様。
「国境なきグローバル経済の結果だから甘受せよ、日本は関係ないだろ」とは、
誰のことをさしておられるのかわかりませんが、少なくとも安住は、「現実認識」を述べているのであって、
「うけいれよ」とか言ってはおりません。
北朝鮮の現在の内部事情についての分析は、ほぼ共通しているようですね。
韓国は、中国に北の権益を奪われそうで、あわてているのでしょう。
この「催し案内」のテーマは「ヘイトクライム」です。
だから私はこう書きました。
>
北の王朝は、中国を見習って「独裁資本主義」に舵を切るしかない、と
なんとか軍部強硬派を押さえ込んで、三代目をお披露目したのでしょう。
つまりは「軍事は経済の奴隷」なのだと思いますよ。
しかし、軍人というものは、「戦争」の影が消えたら失業するから、
どこのクニの軍関係者も(いわゆる死の商人も含む)、ときどき
「国家間の憎悪」を煽る行動を起こすのですね。大昔からの常套手段です。
7.
《「人権問題」と、「国境なきグローバル経済」という現実は、絡めて話すと、議論が混乱すると思いませんか》
ちゃんと読んでいるのかね? 合わせて考えないと、あの地域の現状は見えてこないだろうに。
8.
《軍人というものは、「戦争」の影が消えたら失業するから、どこのクニの軍関係者も(いわゆる死の商人も含む)、ときどき「国家間の憎悪」を煽る行動を起こすのですね。》
軍人と死の商人を一緒にして誤魔化してるんじゃないよ。
いつだって戦争を望み、戦争を始め、戦争を拡大させるのは非軍人の方だよ。そして危険を大きくするのが「平和主義者」ね。
安住るりみたいなのが平和にとって一番危険なんだよ。
安住るり様
人権を絡めるといけませんか?そもそも当記事も人権問題が基本ではないですか?
私も「国境無きグローバル経済化」は不可避だと思いますよ。(内容には異論がありますが)当記事にある在日外国人問題、TPPと農業問題、雇用問題、軍事・外交問題、どれもグローバル経済化された世界に対応し、生き残るために考えなければいけない喫緊の課題です。
ところで、グローバル経済化によって国家の役割とあり方は大きく変わろうとしており、かつての「国民国家」は軍事も含めて変容することになるでしょう。現在はそうした次代の国家観を模索しているときですね。
しかし、軍事や警察など、いわゆる暴力の独占は法治の下で国家にのみ許されたものです。その国家が独占する暴力も無限に行使はできません。国家は、たとえ大多数の国民の意思の下でも、個々の人間に固有で、普遍的で、永久不可侵の基本的人権を侵すことはできません。
そして、現代の国家は、かつての帝国主義や自由放任の古典的資本主義の時代の国家とは違い「言論の自由、信仰の自由、欠乏からの自由、恐怖からの自由」という1948年国連の世界人権宣言に加えて、「政治的権利に関する国際規約」と「経済的、社会的、文化的権利に関する国際規約」から成る国連人権憲章を遵守する義務が課せられています。
この人権宣言は、国連の常任理事五大国をはじめとする「連合国」が第二次大戦でのファシズム陣営の犯した人権侵害の再発防止のために設けたものです。日本の軍国主義に対する批判もそうした経緯の上で行われているものであって、戦後の国際社会の基礎を構成しています。私が田母神氏のような戦前戦中ノスタルジアを批判するのは、彼らが現代社会のそうした成り立ちを理解していないからです。「軍国日本が悪くなかった」と言ったら、米国でさえ絶対に日本をかばえないのです。
しかし、一方で世界人権宣言はソ連の強圧的なスターリン主義をも否定するものであって、国連採択時には共産圏諸国は揃って棄権しています。(あとサウジアラビアも)
日本国憲法は、いろいろ批判もありますが、この人権宣言に先立つ2年前にほぼ人権宣言の主要な部分を取り入れた憲法として公布されたことは世界に誇るべきことです。9条ばかり争点になりますが、人権的にもすばらしいものだと思うからです。
この憲法が生かされているか、それは国民が賢くなって議論しながら確かめていくことでしょう。まさに当記事の問題がよいテキストになるのではありませんか。
さて、では北朝鮮について。北朝鮮は「普遍的価値」を西側資本主義世界のものだと否定し「ウリナラ方式」を主張して、主体思想であるとか、先軍思想であるとかを展開しています。世界人権宣言に大きく外れた犯罪国家ですらありますが、先述したように、普遍的人権の否定はその国民を不幸にするだけでなく、国際的にも大変な災厄をもたらすものです。日本国内の朝鮮総連は、そうした北朝鮮の対南工作の出先機関としての活動を担ってきたことは否定できないでしょうし、「拉致」もその一環として朝鮮総連が一定の関与をしてきたことは隠しようがないでしょう。
今回の朝鮮学校の問題では、そうした政治的な部分を巧妙に朝鮮語や朝鮮民族文化の学習権利に抱き合わせているようなことが、私には気になります。
もちろん、民族語や民族文化についての学習の権利や自由は保障されるべきです。韓国学校や中華学校の民族学習に日本人と同じ権利が与えられることに何ら反対しません。しかし、例えば、日本の学校で西暦での正月行事を教え、朝鮮学校や中華学校で春節の正月行事を教える、これは民族の文化習慣であって、中国で政府に発行停止処分を受けた「氷点週刊」の袁偉時氏によれば「非制度化文化」です。ミッション系の学校でキリスト教典礼を行ったり、仏教系の学校で座禅をやるのも文化習慣のうちであって、それは国家から制約されたり強制されるものではありません。
しかし、「国家制度」としての学校カリキュラムの中で行われるには、それが宗教系であれ、民族系の学校であれ、必ず前記の世界人権宣言に基づいた、あるいは日本国憲法に基づいた教育でないといけないのではないでしょうか。朝鮮学校が一条校の指定を頑なに拒む理由は私には分かりませんが、それが北朝鮮の政治教育を施し、北朝鮮の対南工作機関の一環としてのためであれば、やはりふさわしくないのではないか。
これは、何も日本の植民地統治時代の民族苦難の歴史を教えるな、ということでなくて、その戦争の惨禍の反省に踏まえて成った戦後の人権を保障するあり方を共有する公民教育、政治教育であるべきだと思うからです。
当然、そうした人権保障がいまの日本で機能しているかの議論は大いにしなければいけないですし、その議論は百家争鳴でいいでしょう。
pub男 さま。
[1]にて、 >「東京造形大学ってデザイン学校の大学版みたいな名称だけど」とありますが、
些末なことではありますが、誤解があるようだから、ちょいっと訂正を。
伝統ある美術大学ですよ。創立者が、デザインするとは時代を読む、世界を読むという思想の持ち主であり、文化人類学にも造詣が深いので…昔から、人文(社会学、政治学、思想哲学…)も授業に取り入れていますよ。
大阪には[大阪芸術大学]というのがあって、「芸大」と呼ばれているそうですね。日本全体では芸大といえば、国立一期校の「東京芸大」をさしますから…しばしば誤解する人がありますね。大阪芸術大学からは芸能界で大活躍する人が多いので関西の方は誤解されるようです。
また、関西には「京都造形大学」という大学もありますが、やはり、人文にも力を入れているようですね。『大学』と名乗る以上、教養としての必修科目はあるでしょう。
こちらの書き込みは、単に揶揄したいだけ?
『韓国併合100年にあたりヘイト・クライムを考える』というタイトルでの集会、たいへん結構だと思います。
pub男さんも、事情が許すならば是非とも参加されて自説を述べていただくと、会場が華やぐのではないでしょうか?
私の場合、残念ながら参加できませんが…願わくば、こちらの集会が情動的なものにならないように、「事実」を情報として開示する場であってほしいと思います。
『子どもの人権条約』(日本:批准)にあるように、すべての子どもに平等な機会、公平な機会を保障する義務がありますが、また、一方では、すべての子どもには偏った思想教育を受けない権利があるのです。発達途上の子どもには見分ける力、意見表明する力が不足しています。大人の助けを必要としているのですから、背後で働く諸力についてじゅうぶんな観察が要ると思われます。
過去とは違い、現代史の資料がふんだんに出回っています。「朝鮮民主主義共和国」は何をやったのか、何をやらなかったのか、「朝鮮総連」は何をやったのか、何をやらなかったのかを客観的に検証して、是々非々で検討するべきと思うのですが…とかく、金を出す、出さないの結論ありきの不毛な論争ばかりでがっかりしています。
李さま
>「朝鮮民主主義共和国」は何をやったのか、
日本人他、拉致して返しませんね。
わが国超えて、ミサイル実験を実施し着実に成果をあげていますね。
新型のミサイルもおひろめしましたし。
核実験もまた準備の兆候ありとの報道もあります。
>何をやらなかったのか
拉致被害者を帰してませんね。
>「朝鮮総連」は何をやったのか
わが国の北朝鮮の出先機関としてさまざまな活動をしてますよね
>何をやらなかったのか
わが国に有利になる事は何一つしてませんね。
>を客観的に検証して
では、上記に対して客観的なやってない証拠の提示が必要ではありませんか?
田中 秀郎 さま
何て、短絡的なんでしょう。
国際関係、国際政治学的観点が皆無ですね。
李さま 私が書いたことは単純な事実ですけどね?事実に目を背け、国際関係だなんだはないでしょう?同じことを拉致被害者の家族に対して言う勇気があるなら、どうぞおっしゃるのがいいですが?
記事とは少しズレますが、先週末に「DEFAMATION」というアメリカのユダヤ系ロビイストの暴露ネタを扱ったドキュメント映画の前編をTVで観ました。(告発した監督はなんとイスラエル人)
なんでもかんでも「反ユダヤ主義だ!」と告発しまくって、圧力をかける団体の話です。
「現代人が持っているユダヤ人に対する贖罪意識を利用するんだ」とユダヤ人のオバチャンがニヤニヤしながら話すのは、ちょっとショッキングでしたね。
後半は、19日(金)の23:30~なんで、暇で東京に住んでいる人(東京ローカルのMXTVなんで)はご覧になってみては・・・
『松嶋X町山 未公開映画を観るTV』http://www.matsumachi.com/
12李喜鳳様のコメントはそのとおりだと思います。
授業料無償制度から朝鮮学校が除外されたことを差別だと批判する意見には、朝鮮語や朝鮮民族文化の学習権の侵害だとするものがあります。宗教系学校や民族系学校でも、その宗教や民族であることを理由に学習権は侵害されてはいけないでしょう。もちろん公共の福祉を冒さない限りにおいてでしょうが。
私は、朝鮮学校で朝鮮語や朝鮮民族の文化を学ぶことに、日本の学校と同じ権利を与えられることには何ら反対ではありません。旧正月や秋夕を楽しみ、朝鮮文化祭を行い、チマチョゴリを着るのも何の問題もありません。学習権でいえば、「日帝支配下の民族苦難の歴史」を教えるのだって、一般的な日本の歴史観と相違があるにせよ、それは学問の自由のうちに含まれます。
しかし、北朝鮮政府や朝鮮総連、朝鮮学校を運営する当事者とその支援者の方は、北朝鮮の独特な支配体制と、それを支える主体思想や先軍思想、首領様への絶対忠誠といったものまで「ウリナラ民族文化」に混同させている気がします。
社会主義国家では、文化は体制に従属するものという考え方が強いですが、例えば北朝鮮本国でいえば、朝鮮中央放送のあの抑揚の強い感情の激しいおばさんアナウンサー、あれは朝鮮民族の文化なのでしょうか、マスゲームや軍事パレードは民族文化でしょうか。
違うでしょう。本来、自由が保障された文化や宗教は非制度的なものであって、体制からの抑圧や強制には馴染まないはずです。イスラム教でいえば、フランスでチャドル着用が禁止されたことは信仰の自由への抑圧ですが、逆に嫌がる人にまでチャドルを強制することも人権侵害になるでしょう。その辺りの自由のバランスがとれたものかどうかです。
朝鮮学校で北朝鮮の体制支持に沿った政治教育が行われていたときに、教職員や学生に、それに反対し、従わない自由はあるのでしょうか。日本では反国家体制の教育をする教職員があっても、東京都知事など当局との争いはありますが、それでも封殺されることはないでしょう。
朝鮮学校で体制と非制度の文化を区分して、中立的な語学、文化教育が行われているのであれば、こんなに問題視はされなかったとも思います。
だから、授業料無償制度を受けるのであれば、政治教育的には中立化されるべきでしょう。(前述したように、独自の歴史観での歴史教育まで「中立化」しろ、と言うのではありません。あくまで体制支持の政治教育分野です)
まあ朝鮮学校の無償化問題は別としても、そもそも人権問題に大いに問題視されている北朝鮮という国の団体に対して、ヘイトクライムとか言われても「お前が言うなやぁ~」ってんのが普通だと思うけど・・
17.青木岳陽様、
《12李喜鳳様のコメントはそのとおりだと思います。》
私は全く間違っていると思います。
《朝鮮語や朝鮮民族文化の学習権の侵害だとするものがあります。》
これまでも無償化でなしにやっていけたものを無償化にしないことの何処が、学習権の侵害でしょうか?
《宗教系学校や民族系学校でも、その宗教や民族であることを理由に学習権は侵害されてはいけないでしょう。》
それは当然です。朝鮮学校が、テロリストの頭領を崇拝する様な教育をしようが、日本人を蔑視し、日本人に対してはどんな悪事も許されるというような教育をしようが、それ自体は構わないと思います。しかし、無償化するのはあくまでも日本人に限定すべきだし、拡大するにしても日本政府が正規の学校と認めた学校に通う者のみにすべきです。
朝鮮学校の授業料を免除したいのであれば、金正日が金を出せばいいだけの話です。
青木岳陽さま。
ご賛同、ありがとうございます。青木さんは歴史的背景をご存知のようですね。
田中さまに、思い余って「短絡的」と非難してしまいましたが…日本において「朝鮮」を語るときには歴史的背景という基礎知識がなければ大いなる誤謬をもたらすことになると思います。
まずは、「朝鮮総連」というと、たいていの人々は一つのイメージを抱くようですが、歴史のうねりのなかでの変遷を知らなければ、全く読み間違ってしまいます。
1955年、「朝鮮総連」が結成されてから、綱領にあるとおり「朝鮮民主主義人民共和国」の在外公民としての位置をも持つようになりました。つまり、かつての「朝連」とは異質なものになったのです。これは政治的な計算と洞察をもって進められましたから(当の朝鮮人・韓国人ですら、その歴史を正しく知らないために、いまだに右往左往している人もあります。しかし、大変に錯綜していますから平凡に暮らす普通の人々にはなかなか理解できないでしょう)、だから、あれよあれよと〈集団帰国〉するはめになったと思います。(著書『在日朝鮮人はなぜ帰国したのか』〈現代人文社〉は推薦本です。歴史的事実の記述がほぼ正しいと思われます。)
この問題は、到底、簡略しては書けませんが…つまり、「総連」とは、共和国全体主義のプロパガンディストを担ってきた団体です。『拉致問題』以来、方向転換をはかっているようですが…根本が変わったと信じるべき情報を私は得ていません。
歴史的背景というとき、1954年、中国:周恩来首相とインド:ネール首相の間で「平和五原則」が取り交わされて以来、在日朝鮮人も基本的人権保障を求めていくようになりました。例えば、1955年4月、東京都知事は朝鮮学園を準学校法人として設立することを認可しました。その教育内容につては「尊重」されて詮索されなかったのです。(日本国民にしても戦後復興に邁進していましたから、大ていは無関心だったようです。)
その時代、世界には「社会主義建設」途上にあるく国々に薔薇色の夢を見て、楽園だと羨望のまなざしで見ていた人々が大勢いたのです。共和国への帰国事業とはまさにその延長線上にあったのであり、また朝鮮学校も着々と目的に邁進していきました。
もちろん、間もなく、在日朝鮮人の間で内部告発が起きたり、また、堂々と「金一成主義」を批判するものも出てきますが(1960年だい後半より)、見事に粛清されていきます。
〈*季刊誌『三千里』とは、その知識人によって作られたものです。〉
そのような潮流のなかで、1955年以降、「民族教育」は共和国の肝いりで強化されていきます。ただし、はじまりの朝鮮学校の教育内容は夢のように素晴らしものだったのです。なにしろ、講師陣がスゴイ!金達寿や、朴慶植、他、詩人、作家、歴史家、科学者…がこぞって集まったのですから。
これを体験した人々は、わが子をもと入学させていきました。その後、数々の臍をかむことになりますが、さりとて替えて行くべき学校がないのです(1970年代、80年代、90年代の日本の学校は、現在とは比べようもなく排他的であったと思います。)
現在、義憤をもって「民族教育の保障」を求める在日朝鮮人の大半は、そのような良識から訴えているのですが、良くも悪くも政治的ではないのです。先に「背後で働く諸力に要注意」と申し上げたのは、その背後で海千山千が徘徊しているためです。『動く』ときは政治のゴロツキが、金の亡者が虎視眈眈とねらってくるのです。
講師の前田 朗さんは知っています。立派な方です。社会的弱者に徹頭徹尾、寄り添う方です。しかし、「痛み」に寄り添うあまり、その熱情が情動的になっているような場合をよく見ます(私は、まことに日本の良心であると思っていますが)。
『ヘイトクライム』は、見逃しません、許しません、が私の信条ではあります。
が、この問題を認識するためには、勉強も要ると思います。
ところで、日朝関係を知るために、もう一つ、是非ともお勧めしたい本があります。
『拉致異論』日朝関係をどう考えるか:太田昌国です。『在日朝鮮人はなぜ帰国したのか』の著者とは立ち位置が少々違いますが、私の場合、この二つの間にある溝にこそ真実を見るのです。
さてさて、一昨日の砲撃はなんだったのでしょう。
まだ射撃された兵器もさまざまな説がでていますが、
紛れもなく北朝鮮から、韓国の陸地に向けての
砲撃が実施されましたな。
また、北朝鮮のやらかしたことに一つ追加されました。
「休戦協定以来、韓国の陸上施設への本格的な攻撃を行った」
ことです。
中国がどの段階で、矛を収めさせるか見ものですが、
フリゲート艦の撃沈以上に明確な北朝鮮の武力挑発は、
まだ続くでしょうね。
別に直接的攻撃だけでなく、ミサイル実験でもいいですし
核実験でもいいでしょう。
中途半端なせこい手で、瀬戸際戦術を演出し、いざ
一触即発にまで持っていってから、親分の中国の出番
で、矛を収め、国内的に後継者の威信を高め、他国に
は中国の虎の威を借りて援助を請求する、などの手で
来るのではないでしょうか。
私は「学習権」の尊重のために政府が朝鮮学校の無償化補助を決めたのなら、今回の砲撃事件で「中止する」としたのはおかしいと思いますね。北朝鮮政府と朝鮮学校で学ぶ生徒とは直接関係がないだろうからです。
一方で、朝鮮学校の教育内容が北朝鮮政府に大きな影響力を受けており、今回の砲撃事件もそうした北朝鮮の政策として朝鮮学校と何らかの関係があるのならば、そもそも無償化など決めなければよかったでしょう。
民主党政権が、大きな批判を受けていた朝鮮学校無償化について、本来はやりたくなかったが砲撃事件によって「やらない理由」ができて助かったと考えているなら、真偽の定かでない「神風」発言ではないですが、やはり根本的なところで間違っているだろうと思います。
青木様
そもそも間違っていたのをこれ幸いと改めたことは、
まー仕方が無いでしょう。
間違ったことをして、そのままよりはまだましでしょうし。