2013.4.26 05:04

阪神、九回猛反撃も…“代走”田上が本塁憤死(1/2ページ)

二走でスタートが遅れて本塁で憤死した田上。左は谷繁(撮影・森本幸一)

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 (セ・リーグ、中日1-0阪神、6回戦、中日4勝2敗、25日、ナゴヤドーム)一瞬の躊躇(ちゅうちょ)が明暗を分けた。阪神は1点を追う九回一死一、二塁。代打・関本の当たりは、遊撃と左翼の間にフワリと舞った。土壇場での同点劇を確信した左翼席から歓声が沸く。が、すぐに悲鳴へ-。二走の田上が二、三塁間で逡巡した。時間にしてコンマ何秒の世界。しかし、これが響くのも勝負の世界。本塁憤死となり、勝ちの目は消えた。

 和田監督は「この球場では、特に接戦の勝負になる。ミスをした方が負けるということ。負けるべくして負けた」と厳しい表情で振り返った。

 無得点で迎えた九回に先頭の福留が右前打で出塁。代走は田上。打球判断に優れた背番号8の経験よりも、50メートル5秒7の俊足を選択した。策は打ったが、スタートの遅れは致命的だった。

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