1 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/12/25(火) 04:03:57.51 ID:TC0ZtWX80
姉「すんすん……」
弟「……」
姉「すんすん……」
弟「……」
姉「……ぉぇ」
弟「なにやってるんですか。」
5 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/12/25(火) 04:06:57.29 ID:TC0ZtWX80
姉「っ！？」
弟「……」
姉「いきなり話しかけないでよ気持ち悪い！」
弟「ああ、ごめん。」
弟「それで、人の部屋に勝手に入った挙げ句、まぁこれはいつものことだからいいけど、
その人ゴミ箱に顔突っ込んで何やってるんですかお姉さん。」
姉「ッあー！もう、気持ち悪い！なにあんた！ここから異臭がするんだけど！？」
弟「会話が成り立っていない」
姉「っうわ、オタクみたいなノリやめてよ気持ち悪い！」
7 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/12/25(火) 04:10:36.19 ID:TC0ZtWX80
弟「人の部屋のゴミ箱あさってる方が気持ち悪いと思うなぁ。」
姉「本当にもうやめてよね！どうせエロい画像でも見てたんでしょ！」
弟「あ、だめだこれ何言っても通用しない方のやつだ。」
姉「きもいきもいきもいきもい！母さんに言うよ！？」
弟「……あのさぁ」
姉「あとそういう喋り方もやめてくんない！？
あんた、本当にパソコンするようになってから気持ち悪くなったよね！」
弟「姉さんは高校は言ってから変わったよね。」
姉「その姉さんって言う呼び方も気持ち悪い！やめろ！」
8 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/12/25(火) 04:14:00.73 ID:TC0ZtWX80
弟「……はぁ。」
姉「わざとらしいため息なんかついちゃって！きっも！」
弟「ねえねえ、」
姉「なに！？」
弟「まず誤解を解くところから始めたいと思うんだけど、」
姉「だからその気持ち悪い喋り方をやめろ！」
弟「別にボク、姉さんが思っているようなことしてないからね？」
姉「っは！？うわ今更ごまかすの無駄だから本当にそれももう！もうその喋り方なら喋るな！」
弟「女の人に生理があるように、一部の男にも夢精って者があるんだよ？」
9 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/12/25(火) 04:16:59.76 ID:TC0ZtWX80
姉「そんなの聞いたこともないんだけどっ！？精とか言うな！」
弟「そりゃそうだよ。普通の男性は、姉さんが思っているように
そういうティッシュに射精とかで定期的におさめているんだもの。」
姉「意味わかんない！もう行っていい！？」
弟「・・・・・・一人で勝手に燃え上がってそのまま誤解を広めたりしないんならいいよ。」
姉「ッ本当にむかつく！」
10 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/12/25(火) 04:21:41.06 ID:TC0ZtWX80
弟「もうざっくりまとめちゃうね。普段から射精をしない男の人は、
女の人の月経と似たような感覚で定期的に、寝ている間に精子が漏れ出します。
それは一般的に夢精と呼ばれています。
姉さんが見つけたティッシュについた精子はそういう経緯で出たものです。」
姉「あーはいはいわかりましたわかりました！
元々広める気もさらさらないし！あときもいからしんで！」ﾄﾞｱﾊﾞﾀーﾝ
弟「母さんに言うとかほざいてたくせに……」
弟「まぁティッシュの精子経緯云々嘘だから、いいか。」ﾖｯｺﾗｾｯｸｽ
12 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/12/25(火) 04:23:47.24 ID:TC0ZtWX80
弟「さて、動画でゆかりんでも愛でるかな……」
弟「……」
弟「……」
弟「……」
弟「……」
弟「『ゆかりんかわいい』っと」ﾂｲｯﾀー
弟「……はぁ、ゆかりんかわいい……嫁に来い……」
14 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/12/25(火) 04:27:39.83 ID:TC0ZtWX80
姉「あー！もう！」ﾕｶﾄﾞ-ﾝ
姉「うざい！きもい！しね！消えろ！」ｶﾍﾞﾄﾞ-ﾝ
姉「きもいきもいきもい……ああああああああ！！！」ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝ
弟「うるさいよーーーーー！！！」
姉「ッ！呼びかけてくんな！しね！」ﾄﾞﾝ
和田ドン「フルコンボだドン！」
姉「なんだいまの」
16 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/12/25(火) 04:32:55.16 ID:TC0ZtWX80
弟「本当にウルサイナあの人……」
弟「いやほん……イヤホン……」ｿｳﾁｬｸ!
弟「はぁ……ゆかりんかわいい……」
弟「あ、そうだ、りっかちゃんの最新話……」
弟「……りっかちゃんかわいい……」
弟「最近のアニメのオープニングはいっつもなにかしら独特のアクション(笑)をつけてくるなぁ……
衰退ダンスみたいなのは無理矢理すぎたけど、手首くるくるは普通にかわいい……」
弟「……うーっ、痛い痛い痛い痛い！」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ
弟「でもりっかちゃんかわいいからみる……」
18 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/12/25(火) 04:42:31.21 ID:TC0ZtWX80
ｺﾞﾊﾝﾃﾞｷﾀﾖー!!!
弟「ぎりぎりナイスタイミングかなー？」ｶｲﾀﾞﾝﾊﾞﾀﾊﾞﾀ
姉「……」ｶｲﾀﾞﾝﾄﾎﾞﾄﾎﾞ
母上「ああ、弟……今日もご飯一緒に食べないの？」
弟「……」ｳﾅﾂﾞｷ
母親「そう、じゃあ持ってって！(部屋にいるときは楽しそうなのになぁ……)」
弟「……」ｶﾁｬｶﾁｬ
母親「姉こないな……」
弟「……さっきまで階段上ってたけど、
ボクと一緒にいたくないから途中で消えてるだけだよ。すぐくると思う。」
母親「そうなの……？でも避けてなんかいないと思うけどなぁ……
姉、いっつも弟のこと心配してるから……」
弟「ないない」
母親「本当だって。ほら、弟、割と専門的な学校に行っちゃったし……
変わった人も多いし……そんな感じだと、またいじめられたり……」
弟「……大丈夫だってば。(学校でもこのテンションだと思ってんのかなこのオバサン)」
母親「そう……？」
弟「じゃあね」
19 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/12/25(火) 04:46:27.72 ID:TC0ZtWX80
弟「(心配云々は嘘じゃないと思うけど)」
弟「(姉さんは気分にむらがあるから)」
弟「(気分が良くなれば心配して、そうじゃないときはああやって突っかかってくる)」
弟「(あのオバサンも、自分と同類の娘を見ていて気づいてないはずないと思うんだけどなぁ)」
弟「(まぁ、どうでもいい)」
弟「(本当の家族は頭の中にいればいい)」
弟「(身体の有無なんて気持ち次第で全然問題じゃないんだから)」
20 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/12/25(火) 04:48:11.16 ID:TC0ZtWX80
姉「……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
母親「……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
姉「……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
母親「……喧嘩でもしたの？」
姉「別に……」
母親「……」
母親「そう……」
22 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/12/25(火) 04:53:06.43 ID:TC0ZtWX80
弟「いただきます。」
弟「……」ﾊﾟｸﾊﾟｸ
弟「ごちそうさまでした。」
弟「……そうだね、最近少し野菜が不足気味かな。」
弟「……うん、声に出すのは、やっぱり嫌いじゃないな。」
弟「入り込みやすくなる。」
弟「……あー、確かに。姉さんの部屋隣だしね。こういうときだけにしておくよ。」
弟「……ねえ」
弟「……大好き。大好き。」
弟「……あははっ、いいじゃん。」
弟「大好き。だーいすき。」
弟「あははははっ」
23 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/12/25(火) 04:55:53.35 ID:TC0ZtWX80
姉「……」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ
母親「……(ごちそうさまなんて、やっぱり言わないか……
難しい年頃だから、あんまり言うのも駄目だよね……)」
姉「……」ｶｲﾀﾞﾝﾄﾎﾞﾄﾎﾞ
母親「……(がんばって、育てないと……)」
24 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/12/25(火) 04:59:22.44 ID:TC0ZtWX80
弟「(あがってきた……)」
弟「あ、そうだ、あのSS、ちょっとは進行してるかな……？」
弟「……あー、だめか……このままじゃ保守でスレが埋まるな……どうして三分で保守るんだよ新参……」
弟「……ゆかりん愛でよう……」
26 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/12/25(火) 05:03:38.96 ID:TC0ZtWX80
姉「……もう寝なきゃ。」
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－数時間後－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
弟「……」
弟「というかもう三時か……冬休みになるとどうしてもこうなるな……」
弟「寝よ……」
弟「(わかってるよ、おやすみ。)」
弟「おやすみ。」
27 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/12/25(火) 05:08:42.66 ID:TC0ZtWX80
ｱｯｻｯﾀﾞﾖｫ！ｺｹｺｯｺー！
姉「……」ｶｲﾀﾞﾝﾄﾎﾞﾄﾎﾞ
母親「あ、おはよう。」
姉「……ぉぁy……」
母親「(あ、今のも駄目だった……)」
母親「(……もう、どうして……はぁ……)」
母親「まだ九時だけど、朝は何か食べる？」
姉「……うん……」
母親「じゃあ適当に作っちゃうね。」
姉「ていうか、ダイエットでもない限りあいつと違って私は朝昼混合したりしないから……」
母親「あ、そうだよね！(昨日までダイエットって言ってたのに……)」
姉「……」
母親「(我慢……我慢……)」
32 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/12/25(火) 05:16:17.48 ID:TC0ZtWX80
弟「……」
弟「……目が覚めたら夕方だったでござるの巻……」
弟「マキマキもかわいいよな……ニコニコはコメント機能が無くなれば結構いいものだ……」
弟「……おなか減ったなぁ……」
弟「コンビニにでも、いきますか。」
33 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/12/25(火) 05:23:19.78 ID:TC0ZtWX80
店員「おかいけー520になりまぁす」
弟「はーい。」
店員「ちょうどおあずかりいたしまぁす。ありがとうございましたぁ。」
弟「どーもー。」
弟「……」ﾃｸﾃｸﾓｸﾞﾓｸﾞ
弟「(なんでおつまみ系ってこんなにおいしいんだろう……)」
弟「(……まぁ、そうだね。あー、もっとコスパがよければなぁ……)」
弟「(……はいはい、甘いものはまた今度。)」
弟「(……でしょう？いい子だからね。)」
弟「独り言とかが出せないと調子狂うな……」ｺｺﾞｴ
35 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/12/25(火) 05:32:13.30 ID:TC0ZtWX80
弟「そんな夢を見た」
姉「そこで覚めたの？」
弟「そう」
姉「ふーん。」
弟「夢の話ってつまらないよね。」
姉「激しく同意だわ」
完