阪神は24日の中日戦(ナゴヤドーム)に3―0で勝利した。前夜は同じ相手に3―15と大敗を喫したが、その嫌なムードを引きずることはなかった。この裏には大敗を超前向きにとらえる虎ナインの精神力があったという。
前夜が前夜なだけに、もしも負ければズルズルと下降線をたどりかねない重要な試合だった。そんな試合でチームは初回にマートンの内野安打で先制し、4回には藤井彰の犠飛で追加点。何とも渋い展開で大事な白星を手に入れ、和田豊監督(50)も「大きいよね。強がってはいたけど(4連勝と)いい状態で入って昨日、今日負けると“また今年も”となってしまうところだった」と安堵の表情を浮かべた。嫌な空気を断ち切った上、昨季2勝9敗1分けと散々苦しめられたナゴヤドームの今季2戦目で早くも勝利をつかんだわけだが、この裏には今までとはひと味違う虎ナインの精神力があった。実は23日の大敗を引きずるどころか、チーム内ではむしろ“吉兆”ととらえていたという。
阪神が15点以上失点したのは2005年5月20日のソフトバンク戦の7―16以来。さらにナゴヤドームで15失点は2003年7月26日の中日戦以来で、この時は得点まで同じ3―15だった。ポイントはいずれの年も虎がリーグ制覇を果たしていること。
これを受けてチーム内では「やっぱり今年は違う。いけるで!!」となったそうだ。
チーム関係者がこう話す。「去年までならば、そんな数字を見ても“関係ない”とか“たまたまだ”なんてスルーするところ。それを前向きにとらえられるのは、やはり選手や関係者全員が今年は手応えや自信を感じているからだよ」
吉兆も喜ばしいことなのは言うまでもないが、それ以上に、その“データ”を前向きにとらえられる精神状態でチームが戦えていることが大きいとの見方。だからこそ、昨季までならばズルズル連敗しかねないこの日の試合でも勝利をものにできたというのだ。
嫌な負けを1試合でぬぐい去ることに成功した阪神は24日現在、首位・巨人に4・5ゲーム差の2位。今年はこのままGが独走なんてありえない!?
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