【ロンドン原田公樹】FA(イングランドサッカー協会)は24日、プレミアリーグ・リバプールのウルグアイ代表FWルイス・スアレス(26)に10試合の出場停止処分を科した。スアレスは21日のチェルシー戦でDFイバノビッチの右腕にかみついた。暴力行為は3試合の出場停止が通例だが、FAは「不十分と判断した」との声明を発表した。
スアレスは26日までに異議申し立てができるが10試合の出場停止が確定した場合は、今季残り4試合と、来季の開幕から6戦に出場できない。しかし、この処分はFA主催試合にのみ適用されるため、8月14日のウルグアイ代表としての日本代表との親善試合(宮城)には出場が可能。来季のプレミアリーグは8月17日に開幕するため、スアレスはこの試合に出場しない見込みだったが、逆に日本戦が出場停止中のコンディション維持のための貴重な実戦となる。”吸血鬼”スアレスが日本上陸する可能性が高まった。