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【グラニュース】


主力温存で痛恨黒星 自力決勝T消滅

2013年4月25日 紙面から

鹿島−名古屋 前半、鹿島に先制され肩を落とす名古屋・GK楢崎(右から2人目)ら=カシマスタジアムで(佐伯友章撮影)

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 各地で5試合を行い、B組の名古屋グランパスはアウェーで鹿島に0−1で敗れた。名古屋は最終節を残してグループ4位に転落。自力での決勝トーナメント進出が消滅した。鹿島は勝ち点9で首位に浮上した。鳥栖は新潟を2−0で破って初勝利を挙げ、大分とFC東京は0−0で引き分けた。A組は横浜Mが湘南を1−0で下し、勝ち点を首位の磐田に並ぶ9に伸ばした。川崎は甲府に3−1で勝って同7とした。残り1試合の甲府は同4で1次リーグ敗退が決まった。

◆名古屋0−1鹿島

 初のナビスコ制覇が絶望的になった。鹿島を相手に満足に決定機をつくれないまま0−1でタイムアップ。1次リーグ4位に順位を落とし、自力での決勝トーナメント進出の可能性が消滅した。GK楢崎は「1点取られたら取り返さないといけないのに…。攻撃は貴章(矢野)頼みになってしまった」と悔しさをあらわにした。

 試合前から結果はある程度見えていた。出場停止のMF小笠原を除きベストメンバーをそろえた鹿島に対し、グランパスはDF闘莉王とFWケネディを遠征から外し、DF田中隼はベンチに置いた。ストイコビッチ監督は「ハードスケジュールで疲労がたまっている。闘莉王には家で休んでもらった」と説明する。

 特にチームリーダー闘莉王を欠いた影響は明らか。失点のきっかけとなったMFダニルソンが中盤でボールを奪われたプレーについて、MF小川は「後ろにトゥーさん(闘莉王)がいたらあんなプレーはしない。トゥーさんがいることでピリッとする」と語った。

 1点を追う後半、ベンチは18歳のMF望月を投入した。「彼に現実のサッカーを体験させたかった」とピクシー。いかに潜在能力が高いとはいえ、新人を「体験」で45分間プレーさせる姿勢からは、何が何でも追いつき、追い越せという気迫は感じられなかった。

 FW玉田は「この現実は受け入れる。可能性がある限りあきらめはしない」と懸命に前を向いた。個々の選手はタイトル奪取へ力を尽くしている。主力を温存したうえでの敗戦に、もどかしさが残った。 (木村尚公)

 

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