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米中 軍事交流を大幅拡大へ
4月26日 6時2分

米中 軍事交流を大幅拡大へ
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アメリカ軍と中国人民解放軍が行う合同訓練や人材交流などの数が、ことしは去年よりおよそ20件多い50件に上る見通しが明らかになり、習近平国家主席就任後の新体制の下、米中の軍事交流が進展している現状が分かりました。

アメリカ軍は、軍備の増強や海洋への進出を急速に進める中国の人民解放軍に対して、双方の誤解などによる偶発的な衝突を避けるため、緊急時にも連絡ができる一定の信頼関係を作ることを目指しています。
こうしたなか、アメリカ軍の当局者は、NHKの取材に対して、ことし予定されている米中の軍事交流は、災害支援や海賊対策の合同訓練などすでに42件が決まり、最終的には50件に上るという見通しを明らかにしました。
これは、去年の軍事交流の数をおよそ20件上回るものです。
当局者によりますと、アメリカ側は習近平国家主席による新体制の下、中国側もアメリカとの軍事交流に前向きになってきていると分析しているということです。
一方で、アメリカ軍は、沖縄県の尖閣諸島を巡って日中の対立が高まっていることについて、あくまでも同盟国の日本を擁護する方針を明確にしており、今後、中国との軍事交流をどう進めていくのか難しいかじ取りを迫られています。

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