安倍首相:「脅かしに屈せず」 靖国参拝で中韓反発に
毎日新聞 2013年04月24日 20時38分(最終更新 04月25日 08時04分)
安倍晋三首相は24日の参院予算委員会で、中国や韓国が閣僚の靖国神社参拝に反発していることについて「国のために命を落とした英霊に尊崇の念を表するのは当たり前だ。わが閣僚はどんな脅かしにも屈しない。その自由を確保している」と述べた。野党からの批判に対しても「(海外からの)批判に痛痒(つうよう)を感じず、おかしいと思わないほうがおかしい」と反論した。民主党の徳永エリ氏への答弁。
21日に靖国参拝した麻生太郎副総理は参院予算委の答弁で「世界中で、祖国のために命を投げ出した人に政府が敬することを禁じる国はない」と答弁。古屋圭司国家公安委員長も「国会議員として、国のために命をささげた英霊に哀悼の誠をささげるのは当然だ」と強調した。
一方、来日中のバーンズ米国務副長官は24日、首相官邸で加藤勝信官房副長官と会談し、閣僚の靖国参拝について日本政府の考え方をただした。会談はバーンズ氏が呼びかけたもので、麻生氏らの靖国参拝に中国や韓国が反発していることを踏まえた対応とみられる。【小山由宇】